冬は目前だぞ

気の進まない仕事はついつい後回しにしがちなのは誰でも同じだろう。冬に向けての防寒対策など、もちろんできればしたくないものだ。

そのため、種まきした鉢や挿し木をしたプラグを管理するビニールハウスの防寒対策も遅々として進んでいなかった。

自分自身に「まだ結構暖かいから」と言い訳をしていたのも確かだ。そのほかにも「今日は忙しいし」、「作業するのに人手も足りない」、「天気が悪いし」とか、いろいろ自分の中で言い訳をしながら後へ伸ばしてきた。

でも今週、スタッフに細かい事前作業をお願いすることができて、あとは人数を揃えて内側のビニールを張るだけとなった。

みぞれがビニールを叩く音は冬の前触れ

朝から冷たい雨が降ったのも後押ししたかもしれない。幸い今日は比較的時間にも余裕がある。作業にかかれる人数は二人だけだが、「なんとかなるだろう」と、取り掛かることにした。作業を始めた頃、みぞれが降り出した。この秋最初に見るみぞれだ。冬は目前だぞと言われているようで、気合も入る。

二重ハウスだが、マイナス何度かになる夜だけ活躍するビニール。今年は何度閉めることがあるだろうか。

スタッフもいままで何度か作業をしているので、あまり指示することもない。前後左右の位置を調整するのには少し手間取ったが、あとはスムーズ。外から固定する作業も雨の止み間を使ってなんとか間に合った。

実際作業してみれば30分程度で完了。スタッフも、去年3人でした時よりも早くできたと言っていた。

気分もスッキリ、これでまたひとつ冬への準備が完了。早くしとけばよかった。