草取りは大事

梅雨明け以降、相当気合を入れて取り掛かる作業の一つが草取りだ。

ポットや鉢の草取りはそれほどでもないが、地面の草取りは何より暑さが大きなハードルとなる。

早朝のまだ涼しいうちならばまだしも、そういう時間は他の細かい作業をすることが多いので、草取り作業ができる頃にはすでに30度をはるかに超えた気温になっている。

「あまり暑いと体に悪いし」

と自分に言い聞かせて他の作業に取り掛かる(逃げる)毎日だ。

しかし今日はさすがに見かねた箇所があり、珍しく早いうちから草取りに取り掛かった。

中央のビニールハウスと奥のビニールハウスの間のスペースで、水のタンクなどがある場所だが、雑草がひどいことになっていたのだ。

しっかりと手袋をはめ、鎌を片手に、空調服も風量を目一杯あげて雑草に立ち向かった。

作業を初めてしばらくしたら、妙に土が濡れている場所がある。昨日の小雨の後どころではない。草をかき分けると、ホースの連結部分から水が噴き出ているではないか!

量はたかがしれているとはいえ、いまだに十分に雨が降らない日が続いている。「お金が降ってくーやなもんだ」からすれば、お金を撒いているも同様だ。雑草が妙に伸びていたのもこのせいだったようだ。

そもそも、横着をして専用のパーツを使わずに何年も放置していたのがいけなかった。

幸い、連結用のパーツが手元にあったので(使えよ!)、すぐに修理ができた。

草取りをしなかったら、下手したらこの夏中無駄に水を撒き散らしていたかもしれない。やはり草取りは大事である。

この秋のお米のために

今週ボチボチと進めてきた水路掃除、昨日は悪天候で作業を諦めたが、今日は気温も低め、曇り空で絶好の水路掃除日和だ。

この時期の水路掃除はタイミングが難しい。天気が良すぎると暑くて大汗をかくし、そうかと思うと、年によっては雪が舞うこともある。予定が重なって延期できないと「なんでこんな時に・・・」と、鬱鬱として泥をかき集めることになる。最近は比較的ゆとりを持って作業の計画が立てられるので、延期したり早めたりして快適な時に作業ができている。

そんな水路掃除だが、今年は少し意気込みが違う。

この水路掃除、水路から水をもらっているわけではないので、実は義務ではないのだが、横の土地を借りている以上、少なからずの土が落ちているわけで、周囲の米農家さんが水路掃除をされるのを見かねて、周囲だけでも行うようにしている。

また、例の米騒動いまだおさまらない時期である。色々あるとは思うが、少しでもお米を作られる方の負担を減らす事ができれば・・・と考えると泥を掻く作業にも力が入るというものだ。

今日の作業は1時間ほどで完了。数日かかったが、一応圃場の周りはこれでOK。自分が作るわけではないのに、なぜかこの秋はいいお米が食べられる感じがして不思議だ。

結果オーライ

4月に入ってから寒い日が続く。あるスタッフのご主人は昨夜会社のお花見会があったようだが、相当寒かったのではないだろうか。

3月も中程ぐらいまではそこそこ暖かい日も多く、そのまま一気に春に突入かという感じもしたが、ここに来て急ブレーキがかかったような感じだ。

今日も朝のうちは雨が降り、気温も低く、溝掃除の続きをしようと思っていたがとても取り掛かる気にはなれなかった。

とりあえず、作業が遅れていたグラス類のメンテナンスを行う。

当店の場合、この時期まだレモングラスの親株はまっ茶色で、生きているのかどうかさえわからない。もちろん株分などの増殖作業もできない。

ある程度育つのを待っていたらスタートが梅雨前になってしまうので、前年の秋に株を掘り上げ、苗作りを行う。そうすることで春(正確には初夏ぐらいになるが・・・)に苗を販売する事ができる。

ところが、この場合問題がある。株分したうち、ある程度の株は冬を越す事ができずに枯れてしまうのだ。なので、春の初めに冬を越した株とそうでない株をよりわけ、また古い葉や雑草を取り除く作業を行う。

今年はこの作業が遅れに遅れ、4月にはいってからとなってしまった。ただ、株の様子は冬の終わりとあまり変わらないので、結果オーライということにしたい。

気が散りやすい人のための雨の日

早朝こそ曇り空だったが、徐々に下り坂になり、雨が降り出す。

久しぶりの大雨だ。屋内の仕事に集中する。このところ、植え替えや株分け作業が多かったが、今日はポット上げ。仕事が限られていると、気がまぎれることもなく、自分のような気が散りやすい性格にとっては向いた天気と言えるだろう。

ずっと気になっていた匍匐性のローズマリーの挿し木も花芽が着き始めていた。今後の苗の成長にとってはあまり良くないのだが、放っておくのは更に悪い。

マコーネルズブルーローズマリー

プラグから取り出してみたら、根も茶色になるぐらい伸びていた。これならばプラグの状態で花芽がつくのも致し方ない。

開花シーズンが終わってからの成長になるかもしれないが、気長に待つことにしよう。

午前中いっぱい、そのほか色々の種類も含めてポット上げが進んだ。鬱陶しい雨の日だが、仕事が進んだことをよしとしよう。

雪あかりの剪定

豪雪とまではいかないが、確かに長く続く雪だ。

普段の年は、ドカンと大雪が降って、しばらくは大変だが、その後は降り積もることはあまりないのに、今年は毎日毎日降っては溶け、降っては溶けを繰り返している。

本当の豪雪の地域の方と比べてはは申し訳ないぐらいだが、それでもなにかと生活に支障がでている。スタッフも今朝は通勤ルートの判断ミスで普段の倍以上時間がかかったという。

とはいえ、寒い寒いとばかり言ってはいられない。雪に閉じ込められている分、集中してできる作業を行うのがよさそうだ。

そこで、秋ぐらいから気になっていた、ローズ系の鉢植えの植え替えや剪定、カイガラムシの除去作業に取り掛かった。

天井が雪がうっすらつもり、なかも比較的明るい

周囲が真っ白い雪に囲まれているので、曇り空でもそれなりに明るく、また、前後左右から優しいライトが当たっている感じで影ができにくい。

カイガラムシ除去作業。暗いと作業がしにくい

普通の日差しならば影ができて見えにくい枝の裏についているカイガラムシも取りやすいし、剪定位置の見極めも行いやすい。これも雪あかりといえるのだろうか。

剪定作業もしやすい

こうやって何かプラスになることを見つけると、雪による苦労も少しは報われるのではないかと自分に言い聞かせている。

まだまだ対象の鉢はたくさんある。雪が消えるまでにさて、作業は終わるだろうか。