寒冷紗を畳む

先日取り外した寒冷紗だが、片付けるタイミングを逸して、しばらくそのままになっていた。

昨日も、休憩の後に畳もうかと、ビニールハウスの入り口まで用意していたのに休憩中に雨が降り出す始末。予報は晴れマークだったのに・・・

大きな寒冷紗なので、天気の時に外で畳む必要があるのだ。仕方なく、がさっとまとめたままとなっていた。

今日は、「休憩の後」などと悠長なことを言わずに、とにかく準備ができたらすぐに取り掛かった。少し黒い雲も出てきたので気が焦る。

寒冷紗片付け
雨が降る前に急げ、急げ

まずは幅5メートル、長さ15メートル程度の中型の寒冷紗。ビニールハウスの前の道路に広げる。夏の間には虫の死骸などもへばり付いているので、まずはバタバタとはたいて落とす。

その後、横に半分、更に半分と畳んでいき、肩幅ぐらいになったら今度は縦に何度か畳んで小さくする。

小さく畳んだ寒冷紗
小さく畳んだ寒冷紗

これぐらいになると、20リットルほどの土の袋にちょうど入るので、取り付けてあった位置を袋に記入して詰めておく。取り付け位置を記入しないと、来年、取り付ける場所を探すだけでとんでもなく時間がかかるはめになるからこれだけは毎年必ず実行。

取り付け位置は必須

今日はこのあと四枚ほどの寒冷紗を片付けて終了。結局雨が降るどころか、日が差してきた。

まだ小さいものも含めて数十枚はあるので、全てを片付けるまではまだまだかかりそうだ。今月中に終わるだろうか。

もう半分

先日から秋雨前線が停滞して曇りの日が続く。

気温は高いが日照が少ない。苗の徒長も著しい。ひょろひょろに上に伸びてしまう。

ミントなどはいうまでもなく、普段は成長がゆっくりのローズマリーやラベンダーさえ柔らかく伸びてしまう。

それをさらに助長しているのが、暑さ対策に取り付けてある寒冷紗。真夏には必須のこの寒冷紗、毎年この時期外すタイミングには悩む。

来週も34度なんていう冗談のような気温予想が出ているので早まって外すのもやや躊躇してしまう。

幸いこのハウスでは、水の消費量が多い種類は左側にまとめてあるので、とりあえずは右半分の乾燥に強い種類の上に取り付けてある寒冷紗だけ取り外すことにした。

ローズマリーやラベンダーには午後遅くを除いてはしっかりと日がさす。

今日は晴れ間も見えたので、半分だけ遮光された状態。取り付け取り外しは面倒だが、寒冷紗も分割しておくことでこういうことも可能になる。

落語ではないが、まず半分、後でもう半分のほうがメリットが多いようだ。

もう半分の取り外しは、さて、いつになるだろう。

怠ける口実

長年、エンジン式の草刈機を使ってきた。相当古く、20年を超えるかもしれない草刈機だが、修理を繰り返しながらも、いまだに問題なく現役である。

エンジン草刈機
取り替えるパーツももうなくなってきた古いエンジン

数年前から、充電式の草刈機を目にするするようになったが、当初は「まだまだオモチャ、小さなお庭ならまだしも、畑ではとてもとても・・・」という感じだったし、草刈り作業を行うのもエンジン草刈機に慣れた男性スタッフばかりだったので、まったく使うことなど想定していなかった。

だが、昨年ぐらいから女性スタッフにも草刈りをしてもらう必要性が出てきたことでエンジン草刈機の使い方を教えたのだが、口を揃えて「エンジンが怖い」という。特にエンジンの大きい音が気になるそうだ。排気ガスもくさいという声もあった。

草刈り自体に慣れてもらう必要もあるので、とっかかりだけでもと、電動草刈機も借りてきたのだが、やはりこちらの方が安心して使えるとのこと。

たしかに音という意味では、真夏など、涼しい朝や夕方に草刈りをしたい場合がよくある。民家が少ない地域とはいえ、近隣への騒音を考えると電動の静かな作業にも惹かれるものがある。

そういった条件が重なり、すでにエンジンが一台あるのにもったいないかなと思いつつも、今年思い切って電動式の草刈機を導入した。

電動草刈機

当然パワーの面ではエンジン草刈機に劣るし、稀に電気が近くにない山などで作業するときには頼りにならないが、一番頻繁に使う圃場の周りでは全く問題がないし、やはり静粛性はエンジンとは比べ物にならない。使い勝手も悪くない。発売されてある程度経ったので、実用性も向上したのだろう。

女性陣も、みな安心して使えるようになった。きっと電化製品の延長という感じなのだろう。

自分も最初はカッコつけてエンジン草刈機ばかり使っていたのだが、この夏は暑い日が多かったので朝や夕方の作業の方が楽。電動草刈機の出番はおのずから増えた。

ちょっと不満だったバッテリーの持ちについても、バッテリーが切れたら「ま、このへんにしておくか」と怠ける口実にもなる。エンジンの場合はつい頑張ってしまうので、暑さの中、体をいたわるのにも役立ったかもしれない。

3月が来る前に

2月も終わりが見えてきて、来週半ばからは3月。毎年のことだが、3月に入ると一気に時間の流れが速くなる。

畳み掛けるようにするべきことが次々と出てきて、更に不意打ちで緊急の事案が発生するのが通例。

できれば2月のうちに片付けておくことを少しでも減らしておきたい。親木の植え替えや挿し木もまだずいぶん残っているし、種まきも山積みだ。あれもこれも・・・と頭は混乱するばかり。

心では「ひとつずつ、ひとつずつ」と思っていてもなかなか実行できるものではない。そんな中、今日はコレ!と勢いづいて取り掛かったのが、小さな作業ハウスの妻窓取り付け。

ビニールハウスはその形状ゆえに上部に熱気が溜まりやすい。それを逃すために妻(つま)の上部に開閉式の窓やファンが取り付けてあることが多い。圃場にある他のハウスには取り付けてあるのだが、このハウスは長さが3メートル程度ととても短く、片側に簡易的な窓と出入り口が設けてあり、何年もこれで過ごしてきた。もちろん、両サイドは巻き上げてオープンにできるのでそこそこ風も通る。

といっても、一番熱がこもるところにやはり窓が欲しかったし、困った(?)ことに、数年前、この窓の部品を中古で譲ってもらっていたのだ。投げっぱなしになっているのを横目で見ながら、「早く着けたいな」と思うばかり。

こういったパーツをつけるのは、気温が高い時期はお話にならないし、気温が低い、曇りのひが楽である。おそらく、今日のタイミングを逃したら今年の夏も汗だくでこのハウスで過ごすことになるだろう。

ということで、今日の最優先事項として、材料や道具を揃えて取り掛かった。作業自体は初めてではないのでそう難しくはないが、既に貼ってあるビニールを取り外さずに内側から取り付けたので少し手間がかかった。また、すぐ横に溝があるので脚立がかけにくかったが、1時間弱で作業は完了。窓を開けると冷たい風が流れ込んできた。

今年の夏は、おそらく、気分的にも涼しいだろうし、なによりも投げっぱなしになっていたパーツをもう見なくていいのが一番気持ちが良い。

替え時

冬以外の季節は、あまり手袋をするのは好きではない。特に土に触るときは素手の方が気持ちが良いし、土がついた手袋がゴワゴワするのがなんとも嫌な感じなのだ。

さすがに冬はそうもいってられないので手袋は必須だし、近年は爪が弱くなってきたのか、苗がたくさん入ったトレーを持つとき、不注意に引っ掛けて爪を割ったりすることも増えてきた。一度怪我をすると治りにくいことも実感するお年頃(傷の治るスピードは小学四年生の4倍以上かかるという)。面倒くさがらずに手袋をするように腰にはいつも手袋を引っ掛けるようになってきた。

また、以前は絶対的な綿軍手愛用者だったので、スタッフがゴム系の手袋を使うのをやや批判的に横目で見ていたのだが、使ってみると案外具合が良く、いつの間にかこちらも併用することになった。軍手よりも比較的細かい作業もしやすいのがありがたい。そのメリットと引き換えになるのが左右があること。

当然ひと組では普段の作業でローテーションできないので、5組ぐらいあるのだが、洗ったものを(きちんと左右で組にしておけばいいだけの話だ)無造作に取り出すと右と右だったり。もう一枚取り出すとまた右。なぜか左が見当たらないのはしょっちゅうのこと。

そしてたいてい、次探すときには左ばかりがでてくる。

破れて使い物にならなくなった(右ばかり)ものが増えるとさらに面倒なことになる。また追加で購入・・・というあまり良くない循環に組み込まれてしまう。

更に悪いことには徐々に同じシリーズの手袋が店から消えつつあるようだ。店側も新しいシリーズを投入したいのだろう。今まではどこのホームセンターでも見つかったのだが、現在、特定のホームセンターでしか見つからなくなった。

今日もホームセンターへ行く用事があったので、少し買い足しておくかと手袋コーナーに行ったが、端の方に追いやられていた。しかも、ぴったりのXLサイズもない。いよいよ在庫限りかと、とりあえず2組購入。

そろそろ新しい製品に変えるのを迫られているようだ。今後長らく手に入りそうなのは・・・と十何種類もある手袋のコーナーを眺めるのだが、なかなか決め手は見つからない。