この春、小学校からの同級生と久しぶりに顔を合わせた。
二人とも町内会の役が回ってきた関係で、以来、月に一度程度はかならず会う。
家も近いので会が終わると連れ立って帰る。小学生の頃のようだ。いつもたわいのない話で終わるのだが、ふと、彼の会社で、この夏風鈴を使ったイベントをしたという話になった。
前々から、ビニールハウスに風鈴があれば、気持ちだけでも少し暑さが和らぐかも・・・と思っていたので、軽い気持ちで
「あまっている風鈴があれば頂戴」
と冗談半分で伝えていた。夏前の話である。

先日、例会が終わって解散となったとき、ポンと一箱の風鈴を渡された。
「安物だし、傷が入ってるかもしれんけど・・・」
とのことだったが、こちらはもうほとんど忘れかけていたので妙に嬉しかった。
残念ながらもう10月も中旬なので風鈴を鳴らす気にはならないが、暑くなったらすぐ出せるよう、大事にしまっておこうと思う。町内会は来年の春でお役御免なので、彼とも会うことはまた稀になるが、風鈴を出すたびに思い出すことだろう。
来年の夏は風鈴を聞いたハーブの苗が元気に育ってくれるに違いない。
それよりも、我々スタッフが、心穏やかに作業ができる夏になってほしいと今から思うのである。


今日は一番下のビニールハウスと親木のビニールハウスの寒冷紗の取り外しを行なった。昨日までは30度を大幅に超える日が続いていたが今日からはすっと気温が下がり、これから先は曇り空が続きそうな予報。今朝はちょうどいい風も吹いていて鼻歌混じりであっという間に作業を終えた。年によっては大汗をかいてヘロヘロになることもあるぐらいだから今日は今までで一番楽だったかもしれない。
そんな感じなので、片付けもしっかり。丁寧に寒冷紗を畳んで来年すぐに使えるように張る位置を記入した袋に詰める。簡単なことだがこれをしているとしていないとで、来年の梅雨明けの作業がずいぶん違うのだ。例のナフサショックで初夏ぐらいは寒冷紗も手に入りづらかったようだ。それを考えると尚更丁寧に扱わねばと思えてくる。
ビニールが綺麗になると今まで気が付かなかった傷みを発見することもある。今回も2箇所にビニールの穴を見つけた。一つはおそらく上に伸びた木の枝が折れて刺さった穴のようだ。もう一つはカラスかもしれない。
チェーンソーを使うようになって、木屑やオイルが脛にこびりつくのを防止するために使い始めたゲイター(チェーンソーを使う時はこんなペランペランのでは危険。良い子は真似しないように)、これが脛の冷え防止に非常に効く。寒くない時期でも、ゲイターをつけていると畑を耕すときなど、靴に土が入って不快な思いをすることがない。欲を言えば、もっと着脱が楽で、気温が高い時は通気性がいいのがあれば言うことなしだ。
ところが薪ストーブは相当火力も強いので(それぐらいしないとここは温まらないし)、お湯もすぐに沸くが、油断しているとすぐに空焚きになってしまう。こまめに水を足せば解決するが、ここには水道がなく、家から持ってくる水は貴重品。沸いたやかんをストーブの上で少し浮かせておくゴトクのようなものがずっと欲しかったのだ。

