竹の収穫作業

引き続き、苗の棚(ベンチ)作りが続く。不定形の竹という材料を使うので、材料の必要量は正確にはわからない。

今回全体の1/3程度まで進んで、おおよその必要量が明らかになってきたので、残りの材料の確保作業を行うことにした。

場所はいつもの出雲のとある川沿いの竹藪である。

今シーズンはスタッフのU君も同行。初めての竹切り、竹割作業に励んでくれている。

今日は天気も穏やか。小雪が舞うような日でも、竹の収穫作業をしていると汗ばむぐらいなので今日はむしろ暑いぐらい。汗をかかないようにと気をつけていても汗が滲んできて、一枚、もう一枚と上着を脱ぎながらの作業。

先日までは120cmで切り出していたが、今日はサイズの違う棚用に、150cmも追加して割っていく。30センチ大きくなるだけだが、目の高さぐらいにナタを持ってこないといけないので結構大変だ。

途中、強く割れた竹が勢いよく膝に当たってきて、思わず声が出てしゃがんでしまうほど痛かった。ひどくはないようだが、明日以降に後遺症が出ねば良いのだが。

午後は近くからパン、パンという銃声!?と思ったら、とんどさんが行われていたようだ。先週予定だったのが強風で延期となったとか。今日は最適だろう。

昼食と2度の休憩を挟み、比較的ゆっくり作業を続けたが、夕方までにほぼ予定量を確保できた。

AIと棚づくり

U君に依頼した棚(育苗ベンチ)づくりが着々と進む。竹の幅もいい感じに調整できている。

パッと見ると間隔がバラバラに見えるが、これが正解。竹を切ったり、割ったりしたことがある人ならわかると思うが、竹は、上から下まで一様の太さでもないし、厚さも違う。特に孟宗竹を使っているので厚さも2センチぐらいから5ミリぐらいまでと幅がある。太さも株元に近いところならゆうに直径20センチを超えるし、先端ならば10センチ以下のところも使わざるを得ない。

工芸品ならともかく、適切な厚さと幅を求めていては竹を何十本も切り出す手間がかかる。一度切った竹はなるべく上から下まで使い切るようにすると厚いところや薄いところ、幅が広いところや狭いところができてしまう。

なので、幅が広かったり厚いパーツを使ったら、その両側は隙間を広げ、逆ならば隙間を狭めて強度を調整していく。

作業の前にその旨を伝えたところ、とてもいい感じで作業を進めてくれている。スピードも日に日に上がってきた。見ていて気持ちが良いほどできていく。今回は作業を全てお願いするつもりでいるのだが、ついつい自分も作業したくなって困る。こういうのをトム・ソーヤー効果とでもいうのだろう。

さて、世間でもAIについての話題が上らない日がないが、スタッフの間でも「AIに挿木ができるだろうか」というような話になる。

今回の竹の棚づくりでも、センサーで厚さと幅、強度を測定、その上で適切な間隔を計算し、配置して固定していくことができればAI搭載のロボットに可能かもしれないが、それを、

「竹の厚さと幅を見て、強そうなところは間開けて、弱そうなところは狭くして打っていってね」

と伝えるだけでできるようになるのはまだまだ先だろう。

しかも、出番が数年に一度の「竹の棚づくり専用ロボット」では割に合わない。なんでもこなせるようでなくては。それこそ、ドラえもんレベルのロボットが必要だ。

もしそんなのができたとしても、四次元ポケットのないドラえもん・・・ん~、やっぱりいらないかな。ドラえもんはAIロボットのハードルを上げてしまっていたのだ。

最初のひと手間

今日からいよいよ本格的に苗の棚の修理がスタート。

先日までに古い竹を取り除き、土台の木材も気休め程度だが防腐塗料を塗っておいた。材料の竹の調達も第一弾が終わって材料が揃った。

さあ、一気に棚づくりだ・・・

という前に、大事な作業がある。水糸を張り、竹の位置決め用の治具作りだ。

と言ってもその辺の端材を使って10分もかからずできるのだが、これをしておくのとしておかないのでは作業の進み具合がずいぶん違う。最初のひと手間が大事だ。

正確さはあまり必要ないにせよ、竹をその都度位置調整するのと、ポンとおくだけでは随分楽で速い。楽であれば作業のストレスも少ない。

初めて制作作業に携わったUくんでも綺麗な出来上がりとなった。これから先はスピードも上がるだろう。

綺麗にできると気持ちが良い

春までにどこまで

例年のように冬は片付けの季節。他のシーズンにできなくて溜まっている作業を次々と片付けていく必要があるのでそれなりに忙しい。

と言っても、緊急のことは多くない。むしろ、放っておくと後で大変なことになるようなことを見つけて今のうちに対策しておくのが大事だ。

今のところは、一番上のビニールハウスの苗の棚がだいぶ傷んできているのでこの解体と修理。それと、夏の頃から調子が悪いパソコンの更新作業。どちらもそれなりに手間がかかるので今の時期に行なっておくと都合が良い。

年末から徐々に棚の修理はスタートできた。このハウスの棚は10年ぶりぐらいだろうか。丈夫な竹も、手で折れるぐらい傷んでいた。

取り外した竹はストーブの燃料に・・・大変よく燃えてくれる

苗もあるため、いっぺんに全部はできないので、苗の移動→解体→材料の収穫→加工、組み立て→苗の移動

と場所をずらしながら行う必要がある。

これぐらいのスパンを徐々に修理

まあ、いっぺんに作業をしても飽きてくるので、2ヶ月ぐらい使って徐々にするのが良いだろう。特に材料の収穫は天気と睨めっこしながら行う必要があるし。

さて、春までにどこまでできるだろうか。

パソコンも春までに更新できるだろうか・・・。

雪の中のメンテナンス

元旦、夜から降雪の予報が出ていたので、元旦にも関わらず、対策にハウスに出かけた。昨年は雪対策なしで過ごせたのだが、今回はちょっと気になったということもある。

その夜はそれほどでもなかったが、二日の日中は雪が降り続き、米子道も、松江尾道線の山陰側の一部も通行止めとなった。周辺の道路もそれなりに走る車があるので、出かけるには支障はなかったが、こんな時にフラフラと出かけても面倒なことに巻き込まれるのがオチなのでおとなしく自宅でのんびり過ごした。

それでも三日は一応雪の様子を見に出かけることにした。ハウスの周囲は車が通った跡もわずか。犬の散歩の足跡だけが残っていた。

屋根からの雪で多そうに見えるが心配するほどではなかった

雪は、思った通りあまり多くはなく、ビニールハウスの心配をする必要はなかったが、かなり重かったようだ。色々な親木の枝が折れ曲がったり、ローズマリーの一株はペシャンコになっていた。もちろんここで慌ててもどうにもならないので融けるのを待つことにする。

 

今までこれほど潰れたのは稀

井戸水も勢いよく出る。水道管は凍っていないようだ。

秋に試作した屋外で寒さに当てるための棚も異常なし。見回りは一応完了。

昼までしばらくあったが、作業はしない。休憩ハウスの薪ストーブに火をつけて、革製のツールのメンテナンスを行う。毎年、刃物研ぎと一緒に年末にすることが多いが、刃物研ぎだけ終えて年を越したので、今日はゆっくり革の手入れを行う。

一番よく使うハサミケースと、腰袋、ずいぶん酷使したので、革も傷んでいる。保革油を丁寧に薄く塗り広げる。

背にストーブの暖かさを浴びながら、好きな音楽をのんびりと聴きつつの手入れ。こういう時間はいいものだ。

腰袋は内側が表皮なので、クルンとひっくり返して塗っていく。剪定鋏をつい投げ入れるので傷だらけだ。そのうち穴が開きそうだ。

ハサミケースは細かい作りなので丁寧に。寒さで硬くなった保革油をストーブで温めて柔らかくすると塗りやすい。いつも事務所でしていた作業だが、次からもここですると良さそうだ。

ついでにスマホのケースもメンテナンス。こちらもフロントのフラップがずいぶん傷んでいる。冬の間に付け替えておくのも良いかもしれない。

夢中になっていたらあっという間に昼前。革のツールは明日までこのままにして油を馴染ませることにして帰宅することにした。