これからの活躍に期待

冬の間、枯れた草や枝を片付けているとき、時々見つかるカマキリの卵鞘だが、この冬は案外少なかった。

見つけると、草に埋もれて押しつぶされたりしないよう、枝ごとビニールハウスの適当なところに置いておくと、暖かくなると次々孵化し始め、あちらこちらで幼虫を見かけるようになるのだが、今年はあまり目にしなかった。

それほど心配はしていなかったが、それでも幼虫を目にすると嬉しいものだ。

ボクサーのように体を左右に揺らしている様子は、成虫と同じ。微笑ましくもある。

カマキリも幼虫のうちはアブラムシや小さいハエを食べてくれるようなので、これからの活躍に期待したい。

遠くから見つめるのみ

GWの終わり頃から、畑のニオイアヤメが一気に蕾をつけ始め、薄紫色の花を咲かせた。

あまり気温が一気に高くならなかったせいもあるのか、花もちがよく、2週間近く開花している。近くを通ると甘い香りも漂ってくる。

残念なのはその香りをゆっくりと楽しむことができないこと。ガーデンチェアに深々と座って、お茶とお菓子でも楽しみながら・・・なんていうのは夢のまた夢。近くに腰をおろしてゆっくり眺めることさえなかなかできない。

せめて、いい時の姿をと、写真に撮ることができたが、それも作業の隙に思い出したようにようやくできたぐらいだ。

幸い、花は作業台のところから遠目に見える。作業の手を休めて、遠くから見つめるのみ。昨年も、一昨年も、きっと来年もそうなのだろう。

西風の油断

5月に入って、急激に気温が上がるかもと思っていたのに、朝晩は10度前後。

日中は気温は上がってはくるが、西風が強い。

西風がまともに当たる実店舗は苗の乾燥に気をつける時期がやってきた。

一応冬の終わりから気をつけてはきていたので今のところ大丈夫だが、先日ちょっと油断していたらディスプレイ用に育てていたティートゥリーの大鉢がカラカラになってしまった。

苗の方は気をつけていたのに、葉がかなりちりちり。ティートゥリーも水の消費量が増えてきたのだろう。すぐにたっぷりと水をやったのでおそらく株自体はダウンしていないが、葉は今後入れ替わることになるだろう。今年の花は難しそうだ。

もっとひどい場合はすぐに葉が落ちてくるのだが、それほどではなかったのが不幸中の幸いだった。

あっという間のひと月

今日から5月・・・と書いて、あらためて4月があっという間に過ぎていったことを実感。

早朝は気温が一桁に下がりそうな感じで、重ね着をしないと作業もままならなかったが、8時ぐらいからは気温が急上昇。パーカーを脱ぎ、ツナギを脱ぎ、長袖を脱ぎ、昼前にはTシャツ一枚が快適となった。

昆虫たちも活動が活発。咲き始めたラベンダーにはミツバチもやってきて行ったり来たり。本当にミツバチはラベンダーが好きだ。

畑の裏のセイヨウサンザシも満開。甘い微妙な香りが漂う。小さな虫がホバリングしている中をスズメバチも行ったりきたり。去年の秋はあまり見かけなかったので(ありがたかったが)、久しぶりに見た。

昆虫たちが活発に動くのを見ると、こちらもなんだか勢いがつく感じだ。今日から5月、きっとあっという間のひと月になるのだろう。