昨日からの良い天気と気温上昇で、ビニールハウスの中も汗ばむほどになった。
急に温度が上がると軟弱な枝が伸びやすくなるのですぐにでも換気をしたいのだが、雪があと一歩というところまで残っていてサイドの開放部を開けることができない。

夜は気温が下がるので、なおさら雪がガチガチに固くなってしまって、開け放し用のハンドルを回してもびくともしない。
仕方がないのでビニールハウスの前後をなるべく明けて極端な温度にならないようにするが、なんとももどかしい。

ぬくぬくと暖かい中で日差しを浴びているハーブたちは今の方が気持ちが良さそうなのだが。もう少し雪が解けたら寒い環境に逆戻りとなる。少しだけ春の気分を味わってもいいだろう。


その労力に対して、効果が非常に限られているのだ。そんな暇があれば、挿し木でも草取りでも進めた方が何倍もましだということにようやく気がついただけなのだが。
昼前ようやく圃場に着くと、昨夜の間についたのだろうか、なにか動物の足跡が雪に残っていた。
先日来、少しずつ片付けを始めている剪定枝の山も雪に埋まり、為す術がない。
苗運搬用の一輪車も雪を積んだまま。
雪がなければ挿木をすることもできる親木も雪に埋もれてしまった。限られた作業の中で、今できることを行うしかないようだ。