リベンジは来春に

店の北側にある花壇には、2年ほど前にお客様からプレゼントされたクリスマスローズがある。詳しい品種は分からないけれど、オリエンタリスの実生だと思われる。

クリスマスローズ
もともと丈夫な植物なので、この頃手をかけていなかったら今年は株のボリュームがイマイチであった。昨年は一株当りの花も遥かに多かったのに・・・。写真では手前に斑入りのラングワートがいたりするのでまだごまかせるのだが、良く見ると少し貧弱である。色も昨年に比べると精彩がない。

これだけを見ていれば、「まあ、こんなもんだ」とか、「天気のせいだ」とでも言い訳が出来て、大して気にもならない。でも、先日から仕事で伺った何軒かのお家で、いずれも見事に咲いているのを見てしまった。それ以来、この花壇を見るたびにちょっと悔しい思いをしている。

この春はもう手出ししてもどうしようもないので、秋には株分けをしてやろうか、追肥は何を・・・と思案している。リベンジは来春である。

クリスマスローズとアブラムシ

クリスマスローズ(Helleborus niger)の蕾がゆっくりと開いてきた。ちなみにこの株はスタッフが趣味で育てている。強健なorientalisもよいのだが、冬に蕾を見せはじめるnigerのほうが清楚な中にも芯のある力強さを感じる。この株もクリスマスには間に合わなかったけれど昨年暮れ頃から地際に蕾が見えはじめた。

クリスマスローズ

その蕾がようやく開きはじめたのがつい先日であった。覗いて見ると、既にアブラムシ様がいらっしゃる。冬のビニールハウスはアブラムシにとって天国とは言え、いつの間に!

アブラムシはきらきら光るものを嫌うという。こんなに明るい蕾の中は嫌ではないのだろうか。でも、寒さの中、昆虫でなくてもなるべく日差しのあるところへ行きたいものだ。アブラムシだって冬は明るくて暖かいところのほうが良いのかも知れない。

ちなみに、アブラムシがついているからと言って自分の持ち物ではないので、手は出さないのである。