イタリアンパセリの復活

夏の間の高温と渇水によって息も絶え絶えだったイタリアンパセリ。

毎年夏に弱るのはわかっていたので、なるべく日陰になるよう、樹木の根元付近や、大きくなる夏野菜の影になるよう、きゅうりやトマトの足元に植えていたのだがそれでもダウン寸前まで弱った時期もあった。

そろそろ周囲の雑草も抜いてやりたいところだが・・・

幸い9月に入って雨も降り、気温も落ち着いたのでようやく息を吹き返し、日に日に元気になってきた。そろそろ葉が硬くなりつつあるバジルの代わりにサラダに使えるのでちょっと嬉しい。

子供の頃は、どちらかといえば苦手だったパセリ。同級生の中には絶対食べれないという子もいたが、自分は息を止めて食べれば大丈夫という程度。決して好んでいたわけではない。

それなのに今は、収穫できれば欠かさずサラダに入れるぐらい好きになってしまった。成長するに従って変わってくる食の好み。本当に不思議なものだ。そういえば、ニンジンもサラダに入れるのが大好きになった。いったいいつぐらいからなのだろう。

ちなみにこのイタリアンパセリ、もともとは販売用の苗だったが、アブラムシの被害が目立ってきたたため、販売するのをやめて畑におろしたものである。なので、畑の所々に何株もあったりする。来年の初夏、バジルが台頭するまではしっかり楽しませてもらおうと思う。

いい加減にしてくれ

毎年同じようなことを言っているし、同じことを繰り返しているのだが、本業で次々とするべきことが出てきて、今年の春も自家菜園の野菜作りは一向に進まない。

まあ、それぐらいならいいのだが、スタッフにも呆れられているのが、おそらく少なくとも三年は経ったキャベツの苗。ビニールハウスの隅に空きがあるのでいままで生きながらえているとはいえ、三年ぐらい前の夏に種子をまいて、ポット上げまでできながらそれからずっとこの状態なのである。自分のなので種子を巻いた年月さえ記入していなかったのが今は悔やまれる。

こんな姿にまでなってしまって、今から植えても、さて、きちんとキャベツができるかもわからないし、ここまで持ったなら一体いつまでもつのか興味深いことでもある。時期がきたからと言って、花が上がることもない。しかも、案外強いものだ。

この春もどうやらこのまま過ごしそうで、なんとか今年の秋には定植したいのだが、スタッフだけではなく、当のキャベツも「いい加減にしてくれ」と思っていることだろう。

入れ替わりの季節

朝晩はさすがに気温が下がり、スタッフの中には扇風機をしまうと同時にストーブを出したという者もいた。

圃場でもようやく扇風機の片付けも終わり、次は薪ストーブだ。まあ、来月に入ったらぼちぼち取り掛かればいいだろう。

それよりも、遅れている野菜畑の整備の方が気になる。例に漏れず、今年も秋野菜の取り掛かりが遅れてしまった。その原因は夏野菜がいまだに場所を譲ろうとしないためだ。

硬くなってきたとはいえ、茄子はまだ実をつけ続けているし、オクラは収穫は終わったが種子取り用の株の片付けができない。トマトにいたってはまだ花も咲いて身もつけ続けているので困ったものだ(いや、食卓的には困らないが)。

とはいえ、全く何も手をつけないのも気分的に落ち着かないので、バジルの片付けをする事にした。先日の気温低下後、葉にも傷みが見られるようになってきた。もちろん食べてもまったく問題はないのだが。また来年春になったら食べられるし・・・と自分に言い聞かせて畑からお引き取りいただいた。

執拗に収穫し続けたせいか、まだ花芽もつけない一株。それとも諦めてしまったのか・・

今年はペーストさえ作らなかったが、毎日のようにフレッシュで口にした。そう思うと十二分にバジルを摂取した夏だったかもしれない。

開いたところは、春菊が今後育っていく予定。バジルのようにたくさん食べられればいいのだが。

自家菜園の意義

今年の夏の自家菜園は渇水もあったが、例年にも増して悪い成績。草とりも十分追いつかなかった。涼しくなって「秋冬野菜でリベンジ」と、意気込んでいるが、本業の傍ら、日々の隙間時間で手入れしていてはやはりペースは遅れ気味だ。

そんなとき、圃場の入り口に軽トラが止まり「おられーかいねぇ」と声をかけてきたのは近隣の農家のAさん。

大きな袋に野菜や栗をいっぱい入れて持ってきてくれた。

先日、木酢液を差し上げたお礼だとのこと。木酢液は、畑のイノシシ対策に使っておられるようだ。

差し上げた木酢液は、前の冬に、くん炭を作った時の副産物。当初はあまり量もでなかったので、自前で菜園に使ったりしていたのだが、量が増え、消費できなくなってしまった。残念ながらpHが不安定なのでお金をいただくようなものでもなく、近隣の方に差し上げたりして使い切っている。

さて、今回いただいたのは、ナスと白ナス、冬瓜、それに拾ったばかりの栗。白ナスは育てたことも食べたこともほとんどないので、料理方法を訊ねたら、細くスライスして、かるくレンジで温めて、味噌で和えるといいとのこと。早速今日のおかずにできそうだ。

Aさんをはじめ、近隣の農家の方には春夏秋冬、いろいろな野菜をお裾分けしていただく。暑い夏でも、厳しい冬でもきちんと生産しておられるし、出来はいわずもがな。

十分に手をかけることができず、昆虫のレストランとなってしまったり、時には収穫もままならなかったりする自家菜園、それにかけている時間を本業に費やした方がいいのではないか、菜園のスペースも仕事用に活用するべきでは?本業でできる苗や、木酢液のような副産物で物々交換するほうがはるかに良いのでは・・・?と、自家菜園の意義について考えてしまう。

もやもやとしつつも、作業を再開して暫くしたらまたAさんがやってきた。小さなタッパーに白ナスの味噌和えを入れてきてくれた。本当に頭がさがる。

夏菜園で最後まで残るもの

今年は種まきのタイミングが悪くてひと株しかない家庭菜園のオクラだが、先月からポロポロと収穫が続いている。

夏野菜はその年によって育てるものにも変化があるが、オクラはおおよそ毎年育てている。育てやすいし、コンスタントに取れて食卓を賑わしてくれるのもありがたいが、もう一つ理由がある。

秋に向けて育苗中のマロウやホリホックの大敵である葉巻虫の警戒アラート役だ。オクラも同じアオイ科なのでこの葉巻虫が必ずといっていいほどやってくる。

オクラとフタトガリコヤガ

野菜を育てている人には「オクラの葉巻虫」といえばそれで通じると思うが、フタトガリアオイガ(フタトガリコヤガ)という名前の昆虫だ。

外の畑のオクラにこの葉巻虫がやってくると、大抵、マロウやホリホックにも着き始める。オクラは毎日チェックしないと1日の収穫の遅れで食べられなくなるほど大きくなるので、大抵朝に様子を見る。今朝、収穫に行ったら数匹の葉巻虫がいたので、育苗中のブラックホリホックの苗を調べたらやはり葉巻虫を発見。すでに若干被害があったが、放っておいたら丸坊主になるところだった。この毛虫は素手でも大丈夫なので即退治できる。

ブラックホリホックとフタトガリゴヤガ

こういう理由もあって、オクラは毎年夏の菜園には欠かせないし、最後まで残っていることが多い。片付け忘れを指摘されても、苗のためという言い訳もあるし。