イタリアンパセリの復活

夏の間の高温と渇水によって息も絶え絶えだったイタリアンパセリ。

毎年夏に弱るのはわかっていたので、なるべく日陰になるよう、樹木の根元付近や、大きくなる夏野菜の影になるよう、きゅうりやトマトの足元に植えていたのだがそれでもダウン寸前まで弱った時期もあった。

そろそろ周囲の雑草も抜いてやりたいところだが・・・

幸い9月に入って雨も降り、気温も落ち着いたのでようやく息を吹き返し、日に日に元気になってきた。そろそろ葉が硬くなりつつあるバジルの代わりにサラダに使えるのでちょっと嬉しい。

子供の頃は、どちらかといえば苦手だったパセリ。同級生の中には絶対食べれないという子もいたが、自分は息を止めて食べれば大丈夫という程度。決して好んでいたわけではない。

それなのに今は、収穫できれば欠かさずサラダに入れるぐらい好きになってしまった。成長するに従って変わってくる食の好み。本当に不思議なものだ。そういえば、ニンジンもサラダに入れるのが大好きになった。いったいいつぐらいからなのだろう。

ちなみにこのイタリアンパセリ、もともとは販売用の苗だったが、アブラムシの被害が目立ってきたたため、販売するのをやめて畑におろしたものである。なので、畑の所々に何株もあったりする。来年の初夏、バジルが台頭するまではしっかり楽しませてもらおうと思う。

サルとヨトウムシ

先週は自宅の周囲ではサル騒動でもちきりだった。東に200メートルほどの団地では高校生が追いかけられ、翌日は100メートルほど西にある公園で中学生が引っ掻かれたという。ちょうどその日は朝から警戒を呼びかけるパトカーが巡回していたが、公園の近所にある菩提寺に用事で出かけたところ、寺の玄関から出たら目の前に警官が立っていた。

猿に遭遇するのも驚くが、いきなり目の前に警官が現れるのもちょっとびっくりする。

「どうされたんですか?」と聞くと、この寺の境内で猿の目撃情報が寄せられたとのこと。

「見ませんでしたか?」と尋ねられたが、見てたらすぐに通報しますよ。

山で小さな鹿やイノシシに遭遇する事もあるが、人間に似ている分、猿はむしろ怖さを感じる。手と足と尻尾、牙を使って向かって来たらかなう気がしない。出会わなくてよかった。

用事を終え、圃場へ行って苗をチェックしていると、何やら違和感を感じた。

ツボクサの苗の一部が何やらおかしい。葉の数も少なくなっているし、よく見ると葉の上にはフン。

株元が少し柔らかくなっていたので潜んでいると思ったのだが・・・

おそらくヨトウムシの仕業だろう。おそらくこの辺に隠れているなと、全体を探すが見つからず。土に潜っているかもと柔らかくなった株元を少し掘ってみても発見できず。昨夜の寝床だったのかもしれない。大抵は株元に呑気にねっ転がっているのを見つけることが多いが、今回はどこを探しても見えない。

翌日も念入りにチェックしたがやはり発見できず。どこに行ったのやら。被害も拡大はしなかったのでよかったが。

さて、問題のサルもここ数日、騒ぎは落ち着いたようだ。やはりその後どこへ行ったのかもわからない。こちらも被害が拡大せずにいなくなることを願うばかり。

いつもの反省

先日収穫したカルドンの種子、翌日に早速蒔いてみた。

見た目は良くても、実はきちんと結実していなかったり、中身がスカスカだったりして蒔いても発芽しないということも考えられた。

幸い今回はかなり充実した種子だったようで、1週間経つかたたないかのうちに発芽を始め、とてもいい感じの双葉が開き始めた。種子をとって蒔くことは毎年数えきれないほど行っているが、それでもやはり嬉しいものだ。

出るかどうか不安だったので例によって少し多めに蒔いてしまったのだが、予想の倍以上の発芽率。全部が全部苗になるわけではないとはいえ、ちょっと蒔きすぎてしまったことを反省している。

渇水のバロメーター

圃場から目と鼻の先のようなところに名水の滝(小さいけれど)があったりするのだが、圃場の周りは決して水に恵まれているとは言い難い。

ここ数年、毎年のように梅雨明け以降雨が降らない日が延々と続き、毎日天気予報を眺めてはため息をつく日が続いた。もうこれからはそれがスタンダードな夏だという意識が必要かもしれない。

雨が降らないと井戸の水の貯まりが徐々に悪くなってくる。水やりも節水しながらなので気を遣う。

井戸の水の状態は、もちろん目視してもいいのだが、簡単にわかる目安がある。

それがビニールハウス入り口近くにあるキウイだ。あまり根が充実していないのか、雨が降らない日が続くと、徐々に葉が萎れてきて、更には葉を落とし出す。この葉が落ち始めたら、節水に気をつけるタイミングとなる。

今年はお盆に一度雨が降り、少し持ち直したが、その後また雨が降らない日が続いたので、本格的に落ち始めた。井戸をチェックするとやはり貯まり具合が悪くなってきたので、その後はちょっと大変だった。

そんな状況なので、キウイに水を与えることはしなくて葉が落ちるに任せるのだが、今年は例年になく実がついたので、何度か貴重な水を与えてしまった。サイズはお話にならないが、冬前にはちょっと楽しめそうだ。

一度落葉した葉がまた生えてきつつある(明るい色の葉)

カルドンの綿毛に思う

極端な暑さの中ではいろいろなことがどうでもいいと思えてしまう。その反動として涼しくなってくるといろいろなことが目についてしまうようになるものだ。

畑や花壇、ポット苗も、「あれも、これも、それも、どれも」という感じでするべきことが日に日に山積みになっていく感じだ。

とはいえ、側から見ると、そうやって暑さでほったらかしになっているように見えるものでも、わざとそうしているものもある。

畑の隅のカルドンの終わった花。2メートルぐらいのところに枯れた花が残っているので結構目立つ。見た目を気にするならさっさと片付けるべきものだろう。

だが、ここ数年、折れたり草刈機で「剪定」したりして種子の収穫ができずにストックが絶えてしまった。昨年はそもそも結実さえ十分でなかった。

今年は株も復活して花もたくさん咲いたので少しは期待していたのである。猛烈な暑さもむしろプラスに働いたかもしれない。

左は結実しているが、右はほとんど結実していない

なかにはほとんど結実していないものもあったが、しっかり熟したものは巨大なタンポポの綿毛のような奥を探ると次から次へと硬くなった種子が出てくる。猫のノミ取りをしている感じだ。これが、横からバリッと割ったりするよりも取り出しやすかったりする。

不思議なのは、この綿毛、風に吹かれればそれなりにふわっと飛ぶぐらい軽いのだが、種子がたんぽぽやアザミみたいに綿毛としっかりくっついていないようだ。種子もそこそこ大きくて重いのでそもそもこの綿毛ではそんなに遠くへは飛べそうにもない。ではなんのための綿毛だろうか。暑さから種子を守るため?それとも鳥などに食べられないため?モゾモゾと綿毛の中を探りながらそんなことを想像する。

今時AIに尋ねれば、そんなこと瞬時に答えてくれるかもしれない。だが、それがわかったところで、植物の凄さには気づくかもしれないが「ふーん、なるほど」でおしまいだ。それよりも、ああだこうだと頭の中で想像をめぐらしている方がずいぶん楽しいのではないだろうか。

100粒ほど取り終えたところで他にも気になることを思い出したので、一旦終了。また手が空いた時に続きはしようと思う。

 

追記

その後追加で種子を集めていたら、綿毛と繋がっていた種子があったので、そっと飛ばしてみたら、パラシュートのように降下していった。見上げるようなところに咲く花なので、風が吹いたらそれなりに遠くまで飛んでいけそうだ。そのために高いところに花を咲かせるとも考えられそうだ。