3つの帽子

ゴールデンウィークも近づいてきて、日中はずいぶん気温も上がるようになってきた。

ビニールハウスも全開しているが、それでも暑くてとうとう扇風機も今年初のお目見え。こないだの朝、氷が張っていたのにと思うと不思議な感じがする。

朝と夜の気温差が大きいので植物も大変だろうが、我々自身も脱いだり着たりが忙しい。

衣服はもちろんのこと、頭にかぶるものもこまめにチェンジが必要だ。

麦わら帽子はシンプルなのが好みなのだが、昨夏の終わりに買ったらこんなのしか残っていなかった。

早朝、まだ薄暗い時はニットキャップが欲しくなるし、8時が近くなるとそれでは少し暑くなってきて野球帽に。これで1日過ごせるかな・・・と思っていても、昼前には「ああ暑い!」と麦わら帽子をかぶりたくなる。

さすがに午後はニットキャップまで戻ることはないけれど、それでも夕方には少し頭が寒く感じる。

帽子を3つもっていないといけないのは面倒この上ないとはいえ、一つで全てを満たすものもない。

車に常備しているこれらの帽子もひとつずつ減っていって、いつかは麦わら帽子だけになるんだろうな・・・と思っていたら、そうだった、一番暑い頃は竹笠をかぶる時もあった。

まだその暑さは想像できない。というか想像したくない。面倒臭いとか言ってないで、今の快適な季節を味わうのが一番だ。

レギュラー入り

三寒四温という言葉は、冬の言葉のようだが、3月も終わりになってきているのに、三寒四温というよりも五寒二温ぐらいの今日この頃。

数日前、ようやく今年初めてのモンシロチョウを目にしてホッとしていたのに、昨日今日ととても冷たい雨と曇りの日が続く。

今朝も、うっかりネックウォーマーを忘れてきてとても後悔することになった。

同じく、まだまだ使用頻度が高いのが手袋。植物に触れるときは手袋越しではストレスを感じるので極力素手なのだが、他の雑多な作業の時は手袋は欠かせない。

なので、1日の間に脱いだりつけたりを何回も行うことになる。と、必ず起こるのが手袋の紛失。まさか小さな子供のように、両方を毛糸で繋げておくわけにも行かないし、ポケットへの収納は経験的にも案外落としやすいしポケットが泥だらけになる(まあいいけど)。ベルトに挟んでみたり、いろいろ試したあげく、ここ2年ほど使っているのがこんなクリップ。

滅多に落ちないし、手袋の付け外しも比較的簡単だ。同じタイプのものはいろいろあって、いいと思うといろいろ試してみたくなる。

今のはもともと初代だが、2代目、3代目に浮気したこともある。

左のブルーのが2代目。これは、しっかり保持してくれるのはいいのだが、取り外しが結構面倒。結局、手のひら大の雑巾を挟んで、ちょっとした手拭きを腰からぶら下げるのに使っている。

3代目も見た目は良かったのだが、手袋をつけたり外すときに、しっかり両手を使わざるを得ないので、いつしか使わなくなり、初代にもどってしまった。今のところ出番はないが、手袋の付け外しが作業ほど頻繁ではない山登り用に試してみたいと思っている。

冬の間は、ほぼ欠かさず毎日腰からぶら下がっているのだが、本格的に暖かくなると徐々に使わなくなっていく。

例によって、秋になって使おうというとき、どこにしまったかわからなくなって大騒ぎする。いずれも百均などで購入したが、こういうグッズはなかなか定番として置かれることは稀なので、探し回ることになる。

レギュラー入りした以上、大切にせねばならない。

視点

地植えで大きく育ったギンヨウボダイジュ、3メートルぐらいまでは剪定も楽で、落葉後に適当に剪定していたのだが、太い枝が人間の太腿ぐらいになると、いろいろと難儀になってきた。

手鋸で切れそうな太さの枝は相当高いところに登る必要があるし、低い位置の枝はチェーンソーでなければ太刀打ちできないようになってきた。

しかも、大きな樹木を剪定するときには小さな草花を剪定するのとはまた違う視点が必要だ。

我々は普段上から草花を見て剪定しているが、樹木の場合は下から見上げたり、枝に登って剪定する。下から見上げて剪定する場所を決めても、あとで離れて見ると妙なところを切ってしまっていたりする。ましてや枝に登って剪定するとなおさらおかしくなる。

草と樹木という違いもあるのだろうが、自己流で剪定した後は伸び方もなんか変で、妙なところから変な方向に枝が伸び始める。

数年前、ついに諦めて、プロの庭師さんにお願いすることにした。この冬もお願いしていたのだが、2月の終わりになっても来られないので、忙しいのかな・・・、仕方ないから適当に切ろうか(庭師さんからするとやめてほしいことだが)・・・。と思っていたら2月の最終日、作業に来ていただけた。

当日、自分の都合が悪く実際の作業を目にする事はできず残念だったが、翌朝来てみると薪ストーブ用にきちんと切り揃えられた枝が積んであった。

この心配りも嬉しいが、実際に剪定していただいた樹を見るのがまた楽しい。毎回、「どうしてこういう場所を?」という位置で剪定してあるのだ。何度も見ているがまだよくわからない。

きっと、即座に判断して剪定位置を決められるのだろう。木に登っていても、全体像が頭の中に映っているのかもしれない。

また、樹木医でもあるこの庭師さん、ただ形を整えるだけではなく、今後の樹の成長を考えながら剪定していただいている。実際にお願いするようになってから、自分がやっていた時のように剪定の反動でいたずらに枝が伸びることがなくなった。

剪定された枝の量も毎年減っていく感じだ。当店のスタッフの中にも彼に松の剪定をお願いしているものがいるが、毎年作業時間が短くなっているという。

「子供と同じで、押さえつけると反発します」というのは彼の言葉。樹木を見る視点。見習いたいものだ。

いつもと違う冬の終わり

この冬、ここ松江は大雪こそ降らなかったが、いつまでも冬の空が続く。

2月に入ると、例年ならば天気が明らかに1月と異なることに気づかされる。数日に一度でも、春が近づいたような気にさせる気持ちの良い天気が見られるようになり、作業場の薪ストーブの薪の消費量も格段に少なくなる。

ところが今年は、いつまでも冬の空模様。朝起きて外を見ると、また路面が真っ白と言うことがここのところ毎日だ。

2月24日朝の雪。昨日は地面が見えていたのだが・・・

とはいえ、せいぜい1、2センチなので、大騒ぎするほどのことではないが、色々と作業に支障が出る。朝からビニールハウスに積もった雪を見ると少しゲンナリする。

屋根に雪があると冷蔵庫状態

ローズマリーの雪。折れるほどではない

ラベンダーの株も雪をしっかり被り、ローズマリーも白く雪化粧。枝が折れるような心配がないのはありがたいが。

毎年、この時期気をつける必要があるのが、急な暖かさと寒さによる苗の被害だ。

多くの苗はこの時期も出入り口や換気口を開けっぱなしにしているので、屋外と同じ気温。苗もそれをわかっているのでじっと我慢しているからあまり心配はない。

ところが、寒さに弱い苗はさすがに外気と同じでは寒さで枯れてしまうので二重のビニールハウスの中で冬を過ごす。

こちらのビニールハウスは夜はぴっちりと閉じて、昼は天気が良い日だけ空けているのだが、それでも温度が案外上下する。

寒さに弱い種類は、寒さへの備えをそもそもしようとしないので、少しでも動ける温度になると柔らかい葉を伸ばそうとする。

その葉が、寒さでやられてしまうのでこの時期は本当に神経を使う。

主な種類としては、フルーツセイジ。これも冬の間そこそこ伸びたりして、春先の寒の戻りで真っ黒と言うことがなん度もあった。今年もまだ気を緩めることができない。

それから一連のヘリオトロープ。ちょっと気温が上がると伸びはじめてしまって、先日一度、それほど寒い日ではなかったが、扉を閉め忘れて帰ったら、数日後傷みが見え始めてきた。

葉の先が黒っぽくなったのが前兆

また、ちょうどギリギリの温度なのか、ナスタチウムも成長はしないのに花を咲かせている。秋のポット上げが遅くなってしまい、冬前の発売に間に合わなかった株たちだ。花を咲かせてしまったことで春の成長がどうなるやら、いま1番心配な種類である。

一枚のビニールだけで寒さに耐えているレモングラスは、秋までは青々としていたのに、ずいぶん黄色っぽくなってしまった。

今朝のニュースで、週末からは気温が上昇するとのこと。春の成長が目に見える日も近いだろう。

一輪車のタイヤ考察

数年前、一輪車用のノーパンクタイヤというものが出回るようになった。作業で使う一輪車はいつも雨ざらし、日ざらしなので、タイヤの劣化が激しい。使おうと思うとパンクしていて作業が中断することも多かったのでいい製品が出たものだと喜び、飛びついて購入した。

ところが、何かが刺さってパンクすることは確かにないものの、決していつまでも使えるわけではなく、徐々に劣化してくる。タイヤの中の充填剤(?)が弾力がなくなってくるとやはり使えなくなる。しかも、チューブタイヤのように修理して使うことができなかった。

そもそも現場では、空気圧の調整というものがないのが不便だった。一輪車で苗を運ぶときは硬いタイヤでは苗が飛び跳ねて落ちてしまう。逆に重い土の袋をたくさん運ぶときなどはパンパンにしておけば押すのも楽。ノーパンクタイヤでは構造上不可能な使い方だ。

結局ノーパンクタイヤは一つだけ購入して終わってしまった。あとは騙し騙しパンクを直したり、タイヤを交換したり、一式新調したりしながら今に至る。

少し前に、一輪車(ネコ車)の握りを修理した記事を出したが、この握りを買ったホームセンターで、一輪車のタイヤとチューブも売っているのを見つけてついでに購入しておいた。

以前ダメになったタイヤのホイールだけがいくつか残っていたので、今シーズンはパンクしてもすぐに替えれるよう、スペアを作っておこうなんて考えがひらめいたのだ。珍しく準備のいいことだが。

古い一輪車のホイール

今まで何度も直してきたので、新しいチューブとタイヤをホイールに取り付けるのはお茶の子さいさい。

もう20年ぐらい前だろうか、初めて一輪車がパンクしたとき、なぜかちょうどセールスに来ていたタイヤ屋のお兄ちゃんに直してもらった。流石にプロ、マイナスドライバー一本で上手にホイールからタイヤを外してチューブを抜き取っていたが、面倒臭いと思わなければホイールを分解してしまう方が簡単だったりする。チューブを傷つける心配もないし。

自転車や自動車ではこうは行かないが、一輪車ならではのチューブ交換方法だ。

ホイールの両側のナットを緩めて二枚に分ける。

先にチューブをタイヤに入れておく

チューブをタイヤに入れたら、2枚のホイール部分で両側から挟んで止めるだけ。とても簡単である。

両側からボルトとナットで挟む

一応、空気を入れたらチューブがタイヤとホイールに挟まらないよう、一度空気を抜いてからもう一度空気を入れ直す。この辺は自転車修理と同じである。

空気を入れて完成

一輪車のタイヤに愛着というのはおかしい話だが、修理して使うようになると手をかけた分少しでも大切に使おうという気になるのは良いことだ。

なんでもブラックボックス化してしまって素人では手が出せないものがどんどん増えてくるが、少しぐらいは修理ができる製品も残しておいて欲しいものだ。コスト以外にもプラスになることは多いように思うのだが。