信長公にゲイターを

防寒アイテムは年々機能がアップしていくが、着用するこちらも体の機能が衰えていくので体感的にはあまり変わらないような気がする。

登場時は使わずにはいられなかったヒートテックも登場する場面が減った。今はさらに暖かさと気持ちよさを求めてメリノウール素材のものを使うようになった。靴下も徐々に厚手のものを履くようになった。それでも寒さが楽になったとは言えず、足の冷えはとどまることを知らない。

特に、早朝冷え切ったブーツを履く時の冷たさといったら!「ブーツを温めておきたい」とまで思うようになった。

そんな年齢になったらわかったことがある。

子供の頃に読んだ「偉い人の話」のような本で木下藤吉郎が、信長の草履を温めていたというエピソード。

当時は「へ~」と思うぐらいでなんとも感じなかったのだが、今となっては

「そりゃ、あの信長でさえぐっとくるかもしれない」

と頷けるのだ。

きっと信長も冷たい草履を履くのは嫌だったのだろう。

見ていないが、年明けから秀吉兄弟の大河ドラマが始まっているようだ。このエピソードは出てくるのだろうか。

さて、冷たいブーツでも、作業でしばらく歩いているとその冷たさも徐々に緩和してきてあまり気にならなくなる。

むしろ、年とともに辛くなって来た脛の冷えのほうが厄介。痩せて筋肉が減ってきたせいもあるかもしれないが、妙に脛が冷えるようになった。

その対策としてつかっているのがこちら。

チェーンソーを使うようになって、木屑やオイルが脛にこびりつくのを防止するために使い始めたゲイター(チェーンソーを使う時はこんなペランペランのでは危険。良い子は真似しないように)、これが脛の冷え防止に非常に効く。寒くない時期でも、ゲイターをつけていると畑を耕すときなど、靴に土が入って不快な思いをすることがない。欲を言えば、もっと着脱が楽で、気温が高い時は通気性がいいのがあれば言うことなしだ。

この時期、ゲイターを家に忘れたりすると、面倒でも取りに戻ろうかと悩むことさえある。

足の冷えが辛い信長公ならば、あたためた草履と一緒に、このゲイターもそっと差し出すことができればもっと株が上がったことだろうね、藤吉郎。

これでいいのだ

今必ず必要ではないのだが、気になっていて・・・というものは結構ある。買い物でもそうだし、普段の仕事や生活の中でもあるといいのに、手に入れることに  なかなか踏み切れないもの、そういうものだ。

休憩所のストーブに載せるゴトク(鍋おき?)もそうだった。かれこれ3年ぐらいは迷っていたアイテムだ。

加湿を兼ねたやかんは薪ストーブには必須。お湯が常時あることも嬉しいし、湯気の立つやかんは視覚的にも暖かさを感じさせてホッとさせてくれる。

ところが薪ストーブは相当火力も強いので(それぐらいしないとここは温まらないし)、お湯もすぐに沸くが、油断しているとすぐに空焚きになってしまう。こまめに水を足せば解決するが、ここには水道がなく、家から持ってくる水は貴重品。沸いたやかんをストーブの上で少し浮かせておくゴトクのようなものがずっと欲しかったのだ。

直接強力な火にかかるので、やわな鍋置きのようなものだと溶けそうだから頑丈なものでないと用をなさないだろう。もちろん、ホームセンターやネットはチェックしたが、家庭用コンロの五徳など、新品は案外高い。鉄筋を曲げて溶接して・・・というアイディアも思い浮かんだ。一瞬作ってみたいとも思ったが、冷静になって考えるとそこまでしてするものではないという判断に落ち着いた。

という感じでこの冬も過ぎてしまいそうになったが、他の用途でアングルを使っていた時、端切れを使って作ることができそうだとふと思いついた。その場で試作してみたら試作がそのまま完成となってしまった。全て手元にある材料(といってもアングルとボルトとナットだけだ)、少しだけ削るところはあったものの、時間も10分もかからず完成。

豪快に湯気を出すやかんの下に挟むと、湯気が穏やかになり、とてもいい感じ。と言って冷えるわけでもなく、願っていた通りの結果となった。

最初は塗装が焼ける匂いがしたが、今の所全く問題なし。3点で支えるので、ヤカンもぐらつかず、安定している。

「こういうのでいいんだよ」というセリフがふと思い浮かぶ。

いや、ここにピカピカの五徳があっても違和感を感じる。肯定的に「これでいいのだ!」と断言したい。

「どうかな・・・」と思いつつ大金?(納得がいかなければ大金だ)を出してまでゴトクを手に入れるより、自己満足も得られて、数年待った甲斐があったというものだ。これでいいのだ。

真冬と初夏を行ったり来たり

典型的な西高東低冬型の気圧配置の日は、1日のうちで何度も晴れと曇り(または雪)が繰り返される。

そんな日は、ビニールハウスの中では真冬と初夏を何度も体験することになる。

当店のビニールハウスは多くは開け放っていて日中も夜間もほぼ外気温とイコールだ。ただ、レモングラスなど一部の寒さに弱い種類を冬の間防寒するためのビニールハウスは別。外の気温がマイナス5度以下になってもなんとか苗が越せるよう、一応二重張りだ。

冬の二重ハウスの中は日が差し込めば天国

普段はこのハウスではあまり作業を行わないが、先日からそれらのポットに生えた雑草やコケを取る作業を集中して行なっている。

25度近くなるとむしろ暑い

二重ハウスなので、日が照ってくると20度近くになることもあり、徐々にネックウォーマーを外し、帽子を脱ぎ、上着を脱ぎ・・・と「北風と太陽」のようにしながらの作業だ。

一時的に気温が上がっても寒さに弱い苗は枯れないだけで成長もしない。ところが寒さに強い雑草たちは大喜びで伸びていく。すこし油断しているとあっという間にポットが雑草だらけだ。

そんな雑草たちは案外根をしっかり張っているので面倒くさい作業ではあるが、暖かい中で音楽を聴きながらの作業はなかなか楽しい。片付けに外に出ると0度近くの寒さで身が引き締まる。また中に入ってポカポカ。

昔、星新一のショートショートで、暖かいところと寒いところを何回も楽しめるのが贅沢なのだ・・・というような内容の話があったが、そう思って作業しているとより楽しくなってくるから人間は単純なものだ。

夕方から着実に気温降下

もちろん、曇ってくると徐々にハウス内の温度は下がる。午後には10度を切り、夕方に向けて着々と温度は下がっていく。体が冷え切らないうちに帰ることにしよう。

ハウスでプランク

朝、着替える時に忘れずに身につけるのがホッカイロ。寒さを感じ始める時期から春に暖かくなるまでは欠かすことはできない。理由は腰痛対策。どれほどの予防になっているのかはわからないがとりあえず今シーズンもここまでノートラブルなのはホッカイロのおかげだと思っている。

腰が弱いことはもう10年以上前からわかっているので、腹筋や背筋をしたり、ストレッチに励んでみたり、ラジオ体操で腰をしっかり動かしたりして他の予防策も取っているが、ラジオ体操以外はどうも続かない。

幸い、その辺りに詳しい育苗担当のU君がいるので、お茶の時間に尋ねてみた。

いわゆる僕らが知っている、体育の時間にしていた腹筋運動は案外負担が大きく、正しく行わないと逆にダメージも心配されるので、むしろプランクで腹筋を鍛えるのが良いとのアドバイス。

ただ、「プランク」って言われてもぼんやりとイメージは湧くが正しいやり方は知らない。目の前に良いコーチがいるので指導してもらうことになり、休憩室がトレーニングジムに変わる。

U君の指導のもと、プランクの姿勢をとり、何秒まで耐えられるか試してみることに。

正しい姿勢で行うのが大事だとのこと

したことがないので不安だ。今回は「何秒耐えましょう」ではないので余計にドキドキする。

緊張しつつもじっと耐える・・・耐える・・・耐える・・・。しんどいが、思ったよりも続きそうだ。

とりあえず、1分30秒!

U君によると、私の年齢(56歳)で1分30秒できたら合格とのこと。良かった!!

これを一日何セットかするのが良いとのこと。また、どうやら腹筋は問題なさそうなので、背筋を鍛える方向も考えるべきとのアドバイスをいただく。

園芸を楽しむにも程々の筋肉は必要。この冬、予防も兼ねてしばらく筋活に励んでみようか。

U君の筋トレのレッスン、とてもわかりやすかったので、次回のメルマガからコーナーを作って紹介することになりました!乞うご期待。

色々お疲れ様です

早朝はまだ積もっていない雪だったが、出勤時間前後から降り出して道路にもうっすらと積もるようになった。

ラジオでは今季最強最長寒波とのこと。毎年表現が大袈裟になっていくように聞こえる。油断し過ぎている方への強いメッセージなのだろう。

少年漫画に出てくる敵の強さのようにどんどんレベルアップが必要なのだろうか。次はどんな表現になるのか頭を捻ってみたが思いつかない。どなたが考えるのか知らないが、お疲れ様です。

せっかく注意していただいているのでとりあえずは備えをしっかりしてなるべく外出しないに限る。

幸い、今朝の雪は比較的軽いようで、ビニールハウスの屋根に積もっても割と素直に落ちてくれる。上に乗ったままだとまさに冷蔵庫状態で気分的にも寒くなるのだ。

それでも、屋根のあるところで仕事できることに感謝せねばならない。混雑を避けて遅れて出た出勤途中、雪の中で樹木の剪定や土木作業も行われていた。本当にお疲れ様です。