ソープワートの株分け

桜の開花発表があったものの、それからしばらく曇天で寒い日が続いた。明日からまた不安定な天気ということで、今日は屋外の作業に集中して取り組む。

まずは、先日草取りをしていたらソープワートの新芽がたくさん出ていたのを見つけたので、この株分けから行うことにした。

ソープワートの新芽ソープワートは、種子からでも増やせるし、たくさん増やすなら挿し木が速い。だが、この時期は横に伸びた地下茎がひょっこり顔を出すので、それを掘り上げて株分けをすると株の刺激にもなっていい。また、あまりに横に広がって収拾がつかなくなることを防ぐためにも有効だ。

2年ぐらいほったらかしにしていたので、最初に株があったところから、1メートルぐらい離れたところから顔を出している芽もあった。幾つかは隣のハーブの足元から顔を出していた。できれば毎年整理した方が良さそうだ。

ソープワートの新芽
ラベンダーの株元には嬉しくない

 

さてどこにあるでしょう?

なかには、通路部分までに広がって、雑草と見分けがつきにくくなっているものもある。

ここでした

地下茎を掘ってみるとかなりしっかり伸びているのもわかる。

15分ほどで、これほど株分け素材が集まった。

早速ポット上げ。春の新芽は勢いがいいから、すぐに根付いてくれることだろう。

ポット上げ

エキナセアも株分けしたくなるような新芽がたくさん出ていたが、残念ながら今日は間に合わなかった。また雨が一段落したら行うことにする。

エキナセアの新芽
エキナセアの新芽

春の動き

このあいだまでの初夏を思わせる陽気とはうって変わって、昨日の午後からは少し冬に逆戻りしたような天気となった。

今朝など冷たい風が強く、作業場ではもうつけないと思っていた薪ストーブも点火された。例年の予定では4月の下旬に片付けるので、やはりまだ早かったようだ。片付けなくてよかった。

薪ストーブ
やはり火の暖かさは格別

それでも、ここ一週間の暖かさでずいぶん春の動きが見え始めてきた。

特に、寒さでダウンしていたのではと思われるハーブたちが徐々に姿を見せ始めてホッとしている。

ゴールデンヘリオトロープ
ゴールデンヘリオトロープ

定期的に手入れをしている市内の病院の花壇。今年の冬はさすがに・・・とほぼ諦めていたゴールデンヘリオトロープが芽吹き始めていた。むしろ、少し離れたところにある紫色のヘリオトロープのほうが勢いが悪い。紫色の方はギリギリ屋根にかからないところなので冬の寒さの影響が大きかったのだろう。

ヘリオトロープ
普通のヘリオトロープ。こちらの方が寒さには強いはずなのだが・・・

一方、今年の強烈な寒さでかえって勢いづいたようなハーブも多い。

エキナケアプルプレアもその一つ。例年は冬の間も中途半端に葉が残っていたりするのだが、今年は寒さで傷んでしまった。その代わり、遅れを取り戻そうとするかのように勢い良く葉が伸び始めていた。これなら今年もたくさん花を楽しめそうだ。

エキナケアプルプレア

一番心配していたのが、建物の北西に当たるところに植えていたローズゼラニウム。冬、剪定するのが一歩遅れてもろに一番強い寒波を受けてしまった。雪が解けた後にはもうカリカリになっていたので、剪定はしたものの株はダウンしたと諦めていた。

ローズゼラニウム
株元から新芽が出てきて安心。

ところがしっかり株元から新芽が伸び始めていて安心。特に珍しい種類というわけでもないが、やはり何年もここで育ってきたかと思うと生き残っていてくれて嬉しい。

アンソニーパーカーセイジ
アンソニーパーカーセイジ。案外強い。

その隣のアンソニーパーカーセイジも早々と新芽を見せていた。これも秋までには胸ぐらいまで伸びることだろう。いずれにせよ一安心である。