明日こそ

先日、庭師さんにギンヨウボダイジュを剪定していただいた。以前は我々スタッフで行なっていたが、大きくなりすぎて、危険を伴うようになってきた。

今回はそれほど強い剪定ではなかったが、それでも結構な量の剪定枝が出現した。

これらの剪定枝は、今後乾燥して来年・再来年のストーブの燃料になるのだが、その前にこの枝を切り揃える作業が待っている。

ただ、こうして山になっていると、プレッシャーが大きくてなかなか作業に取りかかれない。

今日など、天気も穏やかだし、作業にはもってこい。チェーンソーも準備できているし、いつでもできるのだが、結局他の作業を進めているいうちに夕方を迎えてしまった。

まだ、今後この枝たちに、さらにネムの枝も加わる予定。それまでに少し減らしておかなければ。

明日こそ。

それだけが心配

今朝も良い天気で地表には霜が下りたが、日中は気温が上がり、ビニールハウスの中ではどこから出てきたのか黄色い小さな蝶が舞っていた。

日中は気温もあがり、気持ちが良く作業も進む。

雪が降ったり、冷たい雨が降るような日は細かい作業も正直行うのが嫌なのだが、晴れてあたたかいと、挿し木作業なども鼻歌混じりだ。

例年この時期に行うエルダーの挿し木、挿木をした上で剪定し、鉢植えを植え替えるのだが、今年はそんな気温なのでまだ葉が残っている。

中途半端に葉が残っているので少し面倒

普段の年なら綺麗さっぱり落葉しているから、葉を落とす必要もない。必要な長さの節をハサミで切って、カミソリで処理、水につけてあとは用土に挿すだけだが、今年は葉を処理するという一手間が必要だ。

例年ならこんなような枝だけが残っているので非常に楽な作業だが

普段ならパチパチ、シュッシュという感じであっという間に終わるのだが、まあいい、暖かな環境で楽に作業させてもらっているのだから。

寒さが足りず、発根に影響がないか、それだけは心配している。

春のような日差しとローズマリー

穏やかな天気の日が続く。昨日など、ふと3月初旬のような気分がしたぐらいだ。

日差しがでてくるとなおさら春のようで、鉢植えのドワーフブルーローズマリーも気持ちよさそうに咲いている。

冬に咲く数少ないハーブであるローズマリー、これさえも咲かなかったら本当に寂しいのだが、ブルーのローズマリーは山陰のどんよりとした冬空の下で咲いているとすこし寂しさを感じざるを得ない。

やはり、明るい光の中で咲き、ミツバチでも飛んでくるとなお嬉しいものだ。「春のよう」とはいっても、ミツバチがやってくるのはまだ二ヶ月ぐらい先だろうか。

例年、2月に入るとこの地域も晴れの日が多くなってくる。今年は春の到来も早いとの予想がニュースで流れていた。

本当に春になるとゆっくりと花を眺めている時間も少なくなる。むしろいま、しっかり眺めておくべきかもしれない。

世代交代

一番山側にあるビニールハウス、その前に堂々と枝を広げているのがネムノキだ。実生から育って、二十年近く良い日陰を作ってくれている。

夏はちょうど作業台にいい影を落としてくれているので欠かせない存在だ。

この時期、毎年樹木医さんにきてもらって剪定をしていただいている。

ただ、そろそろ至る所が腐朽してきたようで、安全も考える必要が出てきた模様だ。

樹木医さんの提案は、これも実生でちょうどネムノキの下に生えてきたエノキと交代させてはとのこと。生き物なので世代交代は止むなしだ。

ローズマリーとネムノキの間に生えてきた

今すぐにというわけではないものの、数年かけて徐々に移行していく予定となりそうだ。

まだ背丈に満たないような頼りないエノキだが、何年か後にはビニールハウスに陰を落とすようになってくれるのを期待したい。

余計なお世話

天気が良い日が続く。昨日はこの冬2回目ぐらいだろうか、水溜め用の風呂桶に氷が張った。

例年に比べて植物たちへの寒さの影響は弱いように思う。

ハニーサックルの仲間は葉を赤くして冬を耐え忍ぶ姿から、忍冬と呼ばれるが、種類によって冬の姿が少しずつ異なる。

日本のニンドウは確かに赤っぽく冬を耐え忍んでいる感じがするが、今年はいわゆるハニーサックル(L. perlclymenum)はもっと赤紫になっている。もう少し寒かったら落葉してしまいそうだ。

一方、さっさと落葉してしまったのがゴールドフレームハニーサックル。そのほかにも、グラハムトーマスの苗も落葉してしまった。いずれもしっかり春に備えた新芽ができているので心配する必要はない。

これらの姿を見ていると、赤くなってまで耐え忍ぶよりもさっさと葉を落としてしまう方が楽そうにみえるのだが、余計なお世話なのだろう。