どうしてここに

2年ほど前から、一番西にあるビニールハウスの棚の下で実生のゼラニウムが大きく枝を広げている。

夏には、横の通路部分にまではみ出して通りにくくなって強く剪定する羽目になったぐらいだ。

決してこの場所の上にゼラニウムの仲間がたくさんあるわけではないし、たまたまなんらかの理由で落ちた種子が根付いたのだろうと思っていた。

これらのゼラニウムの上はただの苗棚

ところが、この株からほんの数メートルしか離れていない場所にまた新たなゼラニウムが顔を出しているのがわかった。

先日まで気がつかなかったので、トレーの隙間から枝を伸ばしていた

このゼラニウムも、当店で育てている種類とくらべてもあまり似通ったところがない。まだこの種類は花も見ていないのだが・・・。

どちらの種類もとても葉が大きくて、手のひらぐらいはある。もちろん、地植えで育ってかつ棚の下という環境も影響はしているとは思うが、いずれにしても大型だ。

ゼラニウムは種子からはちょっと変わった種類も出やすいのは確かなのだが、ゼラニウムの親木をまとめて育てているビニールハウスではこういう実生が出てくることはいまのところはない。

おそらく、この新しい種類も、葉の香りはほとんどしないし、きっと花もあまりパッとしないと思う。なので、とりあえず花が咲くのだけ確認しようとは思っているが、その先は考えていない。

それよりもどうしてこの場所にこうもゼラニウムが顔を出すのか、そっちの方が知りたい。でもたぶん、「たまたま」なんだろうな・・・