朝夕がずいぶん気温が下がるようになった。自分が寒さを感じるようになると、生き物たちの動きも緩慢になるだろうとつい思ってしまう。
ところが今年はやはり様子が違う。
先日ごろから葉のところどろころに穴が空いてきて気になっていた日本ハッカのホクトだが、「寒くなってきたし、もう放っておいても広がらないだろう」と油断していたら、どんどん食害が広がってきた。
このまま冬を迎えることもありかなと思っていたのだが、そうはいかなさそうで、急遽剪定作業に乗り出した。
たぶん、食害の主はヨトウムシだろうと思っていたのだが、真っ先に見つかったのはナシケンモンだった。ヨトウムシ同様、なんでもバリバリ食べてしまう。
さらに剪定作業をすすめると三匹のまだ小さい(たぶん)ヨトウムシも見つかった。孵化してまだそんなに経っていないのか気温が低くてあまり成長できていないのか。ただ、日本ハッカの方もこの時期とは思えない成長をしているので、食べるものはあるのだろう。
どちらもさっさと捕まえて取り除いたが、ちいさいならばまだ残っているかもしれない。しばらくは観察が必要になりそうだ。
こんな作業をしていると今が11月中旬だということを忘れてしまう。