サルとヨトウムシ

先週は自宅の周囲ではサル騒動でもちきりだった。東に200メートルほどの団地では高校生が追いかけられ、翌日は100メートルほど西にある公園で中学生が引っ掻かれたという。ちょうどその日は朝から警戒を呼びかけるパトカーが巡回していたが、公園の近所にある菩提寺に用事で出かけたところ、寺の玄関から出たら目の前に警官が立っていた。

猿に遭遇するのも驚くが、いきなり目の前に警官が現れるのもちょっとびっくりする。

「どうされたんですか?」と聞くと、この寺の境内で猿の目撃情報が寄せられたとのこと。

「見ませんでしたか?」と尋ねられたが、見てたらすぐに通報しますよ。

山で小さな鹿やイノシシに遭遇する事もあるが、人間に似ている分、猿はむしろ怖さを感じる。手と足と尻尾、牙を使って向かって来たらかなう気がしない。出会わなくてよかった。

用事を終え、圃場へ行って苗をチェックしていると、何やら違和感を感じた。

ツボクサの苗の一部が何やらおかしい。葉の数も少なくなっているし、よく見ると葉の上にはフン。

株元が少し柔らかくなっていたので潜んでいると思ったのだが・・・

おそらくヨトウムシの仕業だろう。おそらくこの辺に隠れているなと、全体を探すが見つからず。土に潜っているかもと柔らかくなった株元を少し掘ってみても発見できず。昨夜の寝床だったのかもしれない。大抵は株元に呑気にねっ転がっているのを見つけることが多いが、今回はどこを探しても見えない。

翌日も念入りにチェックしたがやはり発見できず。どこに行ったのやら。被害も拡大はしなかったのでよかったが。

さて、問題のサルもここ数日、騒ぎは落ち着いたようだ。やはりその後どこへ行ったのかもわからない。こちらも被害が拡大せずにいなくなることを願うばかり。

雪の夜の足跡

当地も日本海側の例に漏れず、雪模様の三連休となりそうだ。

時折日がさすので、道路の雪はそれなりに溶けていくが、畑などは積雪は増すばかりだ。

昼前ようやく圃場に着くと、昨夜の間についたのだろうか、なにか動物の足跡が雪に残っていた。

このあたりは、数は少ないとはいえ、動物の種類は結構多いので、全く予想がつかない。

犬猫はあたりまえとして、タヌキ、キツネ、アナグマ、ヌートリア、イタチ、テンなど。まだ姿は見ないが、イノシシもすぐ近くまで出ているというから来ている可能性は高い。

この足跡をパッと見て、正体がわかるようだとカッコいいのだが。案外ただの猫だったりしそうだが。

5分でひと冬分

先日から稼働している薪ストーブだが、今年の冬、一つだけまだ準備できていないものがあった。

それが着火用の杉の葉。これが薪ストーブ着火にはとても良いのだ。新聞紙や他の枝でももちろん火はつけられるが、勢いも良いし、香りが良い。ビニールハウスで使う分にはこれに限る。(ただし、一般家庭ではどうだろうか。香りが強すぎるかもしれない)。

毎年、この杉葉を親戚の山で拾い集める。集める場所も決まっていて、ちょうど杉林の下の道の脇。ちょうど風が通るところなのか、この下に落ちた古い杉の葉は程よく乾いている。

ほんの5分ほどで、大きな紙袋に2つぎゅうぎゅう詰める事ができた。これでひと冬に使う分には充分だ。

ただ、気をつけなくてはいけないのは、この山は鹿の生息地。落とし物も多い。まあ、臭いわけでもないし、もう慣れてしまったが。

でも、なぜかお昼のお弁当のおかずによく似た黒豆が入っていた・・・。さすがに苦笑せざるを得なかった。

これは、夏に同じ場所で出会った子鹿(バックする車をじっと眺めている様子)

ダブルパンチ

夏が終わると、暑さや蒸れで枯れたり、害虫被害の実態が明らかになることがよくある。夏の間はあまりの暑さで細かいところまで目が行き届かないことが多いというのが理由なのだが。

ラベンダーの試験栽培をしている畑も、8月下旬ごろからところどころ様子がおかしくなってきた。蒸れか、それとも大雨で根の深い部分が浸かってしまったか、はたまたコガネムシの幼虫による食害か・・・と推測していた。すぐに対処しようにも高温が続いているなかで掘り上げてしまうと、まだある復活の可能性を絶ってしまうことにもなりかねない。仕方なく涼しくなるのを待っていたのだが・・・。

朝、圃場を見てみるとラベンダーの畝のところにいくつも大穴が空いていた。いくつかの枯れた株が掘り起こされている。

ラベンダーの被害

あまりの被害の大きさにまさか、いよいよイノシシか?と呆然となった。少し離れたところに家庭用の菜園があるのだが、カブの小さな苗が倒されていた。

カブの苗
カブの苗も倒されていた

うーん、困ったな・・・と頭を抱える。まさか電気を流すような柵まではする必要はないのだが、被害が続くようでも困る。先日、出雲の親戚の山でとんでもない被害を見てきたばかりになおさら心配は募る。

イノシシ被害
出雲の山中。ススキが掘り倒されていて愕然となる。

だが、落ち着いて考えてみたら、全く被害の規模が違う。出雲の山中では、土砂災害か、それとも重機で掘り返したかと思えるほどイノシシが掘り返していた。

イノシシ被害
出雲の山中。栗の木の下が10メートル四方に渡って掘り起こされていた
イノシシ被害
作業用の通路も掘り返され、車が通れない。出雲の山中

ところが、この畑は被害はところどころ。もしイノシシならば菜園からラベンダーの畑まで大きな通り道でもできているはずなのにその間にある他のハーブ類は全く無事。

しかも、ラベンダーの畝ばかりに被害が集中している。

可能性を一つずつ消していくと、もうこれはアナグマしかいないと思い当たった。コガネムシの幼虫が大好物というアナグマ、実際に昨年の夏に圃場で目撃している。

アナグマ
昨年の夏、真昼間に現れたアナグマ
アナグマ
すぐ近くまでフラフラと歩くアナグマ

掘り上げられてしまったラベンダーの根をみるとまさにコガネムシの幼虫に食害されている感じだ。

ラベンダーの根
ラベンダーの根。細根はほとんどない

アナグマならせいぜいこの程度の穴しか掘らないだろうし、足跡もほとんど見えるか見えないかしかついていない。ビニールハウスの中で育苗しているポットも毎年コガネムシの幼虫の被害があるのだが、今年は少なかったのも関係しているかもしれない。

ラベンダーの株たちにはかわいそうなことをしたものだ。コガネムシに根をやられ、さらにアナグマに掘り起こされ。このダブルパンチにはせっかく乗り切れそうな夏も乗り切ることができなかったのだろう。

すぐ横ではモグラよけにと植えていたヒガンバナの球根から花茎が伸び初めていた。

タヌキの口角

「ありゃりゃ・・・またやられた!」
これで何回めだろうか。ビニールハウスのビニールを押さえている紐がまた切られていた。

マイカ線
犯人はタヌキではないかと推理しているのだが、大抵は夜中の犯行なので現場をおさえることができない。

しかも、見ていたかのように新しく付け替えた紐ばかりが狙われるのだ。

この紐、華奢に見えるが、中には芯線も入っていて、相当丈夫である。もちろん、素手などでは決して切ることはできない。カッターナイフか、しっかりしたハサミが必要だ。

マイカ線
切り口を見てみると何度も歯でかじったような跡が見える。ときどき、完全に切り離せず、跡だけたくさん残った紐もあったりするので、噛むのが目的かもしれないと、以前、わざと新品の紐を置いてみたりしたのだが、全く効果がなかった。こういうのって、とても悔しい。

ただ、こんな行為、自分にも思い当たることがある。アイスクリームを食べるとき、木のスプーンが付いていると、食べ終わってから、なぜかこのスプーンをガジガジ噛んでしまう癖が私にはある。別に味が残っているわけでもないのに、気づくといつの間にか噛んでいる。なんとなく気持ちが良いのだ。かといって、酢昆布やするめに惹かれるわけではない。

当然、ガリガリ君みたいなアイスバーのスティック?というか、持ち手の部分も同じ運命をたどる。

もちろん、人前ではみっともないので気をつけるようにしているし、万一当たり棒だったりしたら持っていくのが恥ずかしいしね。

先日、考え事をしていて、口がへの字になっていたら、スタッフに「口に割り箸をくわえて、口角を上げましょう!」と言われた。フフフ、これは一石二鳥かも。

なので、もし私が割り箸をガジガジしていても、それは口角を上げるためですから、気にしないでくださいね。