ものは言いよう

ヨーロッパ原産の丈夫な多年草で、匍匐して広がり、春にスカイブルーの美しい花を次々と咲かせる。日なたを好み、成育は良好、暑さ、寒さにも強い。と説明文を付けると「なになに?・・・」と興味をそそられるかも知れない。

その植物が下の写真。以前にも紹介したVeronicaと同じ仲間である。学名、Veronica persica

オオイヌノフグリ
そう、今圃場の廻りで競うように開花しているオオイヌノフグリの花だ。同じVeronicaの仲間でもこれほど扱いが違うというのはさすがに可愛そうだ。雑草とされ虐げられているが、小さな花も良く見ればなかなか良い色合いをしている。

でもやっぱり増えると困るんだよね。

コントラスト

例年より早く鉢植えのベロニカ・ジョージアブルーが咲き出した。鮮やかな花色はウェロニカの持ち味で魅力的な種類が多いが、この種類は葉もまた楽しめる。
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特に冬の終わりから春にかけては赤みがまして花とのコントラストが見事になる。朝方の斜めからの光を受けるとなおさら美しい。

葉緑素が足りないせいだろうか、少し軟弱に育てると時にアブラムシの被害に遭うこともあるが、もともと丈夫なので乾燥気味でしっかり日に当ててやると良い。横に広がる性質も強いのだが、鉢植えだと少しだらしなくなってくるので冬前にかなり刈り込むことは必要だ。