市内のお客様の家に伺う機会があった。
要件を終えてから、「ちょっと見ていただきたいものが・・・」と言って案内されたのが玄関前。
今年の春、大株を株分けしてさしあげたアカンサスが置いてある。ちょうど屋根などの関係で程よい影にもなっているようでこの夏の暑さの影響も受けていないようで、いい感じの葉が大きく育っていた。
「いい感じに育ってますね」と伝えたのだが、お客様が見て欲しかったのはそこではなかったようだ。
鉢の足元、インターロッキングの隙間から緑の葉がのぞいている。近寄って見てみると、アカンサスの葉だ。
「ん?なんで?」とまず思った。実生で増えることも絶対ないわけではないが、今年の夏の開花後の種子がこんなに大きくなるとも思えない。更に近寄ってみると、なるほど、理由がわかった。

どうやら以前はこの上に鉢が置いてあったようで、鉢の下から伸びた根が、インターロッキングの隙間に入って行ったのだろう。
鉢を動かす時に、ちぎれてしまったが、いわゆる根伏せのような形となり、葉が伸びてきたように思われる。
インターロッキングの下も砂になっていれば、このままここで根付いていくのかもしれない。
また訪れる機会には経過をチェックしてみたい。


今年は収穫量が例年の1/10だったそうで(例年は数百個)、貴重なキウイだ。大きさも市販のものと変わらない。もちろん味もキウイ好きの家族に言わせると「ゼスプリに匹敵する」とのことだ。収穫が少なかったのに、わざわざ届けてもらって、その気持ちが嬉しい。




