貧乏性と気まぐれの種子

フェンネルは毎年のように自家採取しているが、秋に集めた種子をすぐに蒔いたところ、これが全然発芽しなかった。

株自体も、この夏の暑さであまりコンディションが良くなかったので、十分に結実しなかったのではという結論で、終わりにしていた。

そういう経緯もあって、まだ蒔き残した種が少しあったのだが、蒔く気も失せて収穫したまま、しかもボウルに入れたまま放置してあった。

とはいえ捨てるのは気が引け(貧乏性だ)、まとめて小さな鉢にまいて片付けたつもりになっていた。

それにしてもラベルの下手な字!載せるのが恥ずかしい

ところが、今日見てみると、一斉に発芽。何か妙に嬉しく感じた。

一旦少し寒さに当たったのが良かったのだろうか、ボウルの中で1月以上放置されていたが、これが追熟という形になったのだろうか。最初の種まき、または種まき後の扱いに問題があったのだろうか。それはわからない。購入した種子ではあまりないのだが。とはいえ、フェンネルに限らずとにかくこういうことは決して珍しくないし、そういうのもまた、楽しめる余裕がある方がいい。