圃場の入り口には、ヘイゼルナッツの樹がある。ずいぶん昔、種子を手に入れて蒔いたものだ。花は咲くが、結実までもう一歩というところでいまだ実がならない。
もともと、果実を食べようと思って植えたわけではないので、それは構わない。今年はイマイチだが、黄葉がわりと雰囲気がいいし、樹形も気に入っている。管理もそれほど手間が少ない。ちょうどいい目隠しにも役立っている。
ただ、今年は未だに葉が残っている。枝がだいぶ多くなって株張りも大きくなってきたので枝を減らして剪定したいのだが、葉が落ちてからのほうがなにかと都合が良い。
葉が残ったまま枝を剪定しても、いつまでも葉がそのままで、片付けるにも面倒だ。葉のついている細かい枝も、葉がなければ集めやすいし、薪ストーブの焚き付けにも使いやすい。
先日からずいぶん気温も下がったので、そろそろかなと思いつつ、毎日この木を眺めては、葉が落ちる日を待っている。