冬のメンテナンス

植物たちの成長が穏やかな冬は、気持ち的には少しこちらも楽になるのだが、設備のメンテナンスの面では冬は気が抜けない。

雪対策はもちろん、このごろずいぶん少なくなったとはいえ、水回りの凍結対策も考慮に入れておく必要がある。具体的には、凍結が懸念される日の夕方に、散水ホースの先からごく少量水を出しておくだけなのだが、忘れないことが重要で、一度自宅に戻ってから暗い中水を出しに行ったこともあった。

凍結対策を行ったときには、ポタポタとはいえ水が出っぱなしになるので、時々ポンプのモーターが回る。

だが、今朝、凍結対策はしていないのに時々ポンプが回る音がする。これは逆にどこかから漏水している証拠だ。この秋以降3回目である。

理由はわからないのだが、なぜか気温が下がってくるとネジが緩むのか、漏水が起こる。たいていはホースとパイプの継ぎ目が緩んで水漏れが起こる。

怪しい場所は何十ヶ所もあるが、丹念に突き止めていくと漏水箇所は見つかるものだ。

今日は一番上のビニールハウスの中央付近でホース下のシートが濡れていた。ホースを辿ったらたしかにパイプとの接続部分で漏水していた。

地面に這いつくばって増し締めを行う。もともと、直結するようにはできていない塩ビパイプに無理やりホースを差し込んで固定しているので当たり前だが、パーツ代をケチるとこうなるといういい見本だ。

スパナは一周するぐらい回った。これまで何年もこのままだったのが不思議なほど。しばらく様子を見て、これ以上漏れていないことを確認して終了。

一度時間をかけて全ての箇所を丁寧にやり直したいものだ・・・と思いながらも毎年できずに冬が終わる。