この冬はそれほどでもないかもと思っていた冷え込みだったが、「甘く見るなよ!」という感じで、むしろ立春以降に強い寒さが繰り返しやってきた。
そのため、例年同様、または例年以上に影響の出ているハーブも少なくない。
寒さに比較的強い種類でも、紅葉したり古い葉に影響が出ている。
とはいえ、葉の色が変わる場合も、なかにはなかなかよさそうな感じになるものも多い。
このクリーピングレモンタイムの苗も、一様に葉緑素が抜けた感じで、美しいブロンズ色に近い。これはこれでなかなか綺麗だ。
タイム類は葉が赤っぽく変化するものも多く、見栄えも悪くない。オレガノの仲間も割といい感じの色合いになることが多い。
ただ、このグリークオレガノはちょっと残念。なぜか斑点状に、特に古い葉が色が変わってくるので見た目には何か病気でもついたように見えてしまう。
まあ、植物からしてみれば余計なお世話という感じだろう。おそらくこれが一番快適な状態なのだろうから。



冬にそれまでの葉が枯れてしまって更に雪でペッチャンコになってしまったコモンコンフリーの株も、中央部分から徐々に雪が見えなくなり、枯れた葉を取り除いてみるとぎゅっと押し詰まった新芽が見えてきた。

その労力に対して、効果が非常に限られているのだ。そんな暇があれば、挿し木でも草取りでも進めた方が何倍もましだということにようやく気がついただけなのだが。
昼前ようやく圃場に着くと、昨夜の間についたのだろうか、なにか動物の足跡が雪に残っていた。