畑の根開き

週が明けたらあれほど降り続いた雪も止み、気温も不思議なぐらい上がってきた。

畑の雪解けも進み、早めに雪が溶けたところは表面も乾き始めてきたぐらいだ。

まだしばらく先のことになるが、春の山では、樹木の周囲から雪が溶けはじめ、それは「根開き」と言われる。この辺りでは、大万木山(おおよろぎさん)のブナ林の根開きがもう少しするとよく話題になる(軟弱者なのでまだ見たことはないが)。

ブナ林ほどではないにせよ、畑でもやはり樹木やハーブの周りから徐々に雪は溶けていく。

雪が止んだ翌日、2日前の様子だが、ラベンダーの周りもしっかり根開きしていた。

冬にそれまでの葉が枯れてしまって更に雪でペッチャンコになってしまったコモンコンフリーの株も、中央部分から徐々に雪が見えなくなり、枯れた葉を取り除いてみるとぎゅっと押し詰まった新芽が見えてきた。

これから一気に伸びそうな気配の新芽、エネルギーもたくさん詰まっていることだろう。雪もそのエネルギーで溶けていくのかもしれない。