暖かくなってくると一気に伸びはじめるラベンダーの新芽、剪定もまだ動き始めない今のうちが勝負である。
写真はソーヤーズハイブリッドラベンダーの新芽。ふわふわとして可愛らしいのだが、横に伸びた古い枝から縦に延びようとしている。これが良くない。やはりラベンダーは扇型に展開した姿が美しい。形が悪くなるだけでなく、株元から縦に延びてくると枝は込み入ってくる。更に悪いことに横に伸びた枝はますます倒れてきてついには地面に付いてしまう。蒸れや病気の原因にもなりやすい。
こまめに剪定を掛けていればある程度防げるのだが、風通しや湿度なども関係するので特にビニールハウスでの容器栽培では致し方の無いところもある。そうでなくても、この辺りではよほど環境がよくないとラベンダーを形良く育てるのは難しい。
でも、かつては山陰ではラベンダーは育成困難といわれていた時期もあった。それに比べれば育って開花するだけでも喜ばないといけないのかも。