棘との戦い

天候が回復して庭作業を集中して行なっている。このところはお客様のお庭のローズのお手入れ。冬の剪定と蔓バラの誘引である。

知り合いのロザリアンは鋭い刺を持つ蔓バラの誘引も全て素手でこなすと言うので感心する。自分もゆっくりと手間をかけて慎重にやるのなら素手でできるかも知れない。でも、お客様の前であまり悠長に作業を進めるわけにもいかないからこの作業に欠かせないのが革の手袋だ。ローズの強力な棘に素手で立ち向かっていけるほど手の皮は厚くないし。

革の手袋

もう5年以上使っている革の手袋も所々破れたりしてボロボロである。足も大きいが手も大きい自分は市販されているLLサイズの手袋では小さくて仕事がし辛い。指の股(というのかな)のところまでしっかりと入らないのだ。

愛用している皮手袋はLLBeanから個人輸入したものでもう4代目ぐらいになる。指の長さも充分だし、厚手で丈夫。しなやかで使いやすいのだ。だが、残念ながら今のカタログにはこのシンプルなデザインのものは載っていない。次の候補が見つかるまでは直し直し使う事になりそうである。

まだまだ頑張ってもらわなくてはならないのでローズのお手入れが一段落したら破れ目などを補修してやるつもりだ。

こんな厚い手袋をしていてもローズの棘は容赦なく手を突き刺してくる。紐で誘引するときにはさすがに手袋は取らなくてはならないし、終ったときには手は傷だらけ。夜、お風呂に入るときが大変なのである。