泥落とし

新年に伴い、作業用ブーツを新調した。泥にまみれたり、水がかかる事も多いので他のスタッフは長靴を履いているが、自分はあの足首が定まらないブカブカ感が嫌いで、長年の靴ひもで締めるブーツ愛用者である。

それまでのブーツは靴裏のパターンが浅くて、ぬかるみや雪で滑りやすかった。今回は深いパターンで信頼性も高いビブラムソール。とても歩きやすい。

ビブラムソール

ところが、一つ問題が。冬は特に地面がぬかるんで粘るので靴底に泥がへばりつくのが避けられない。今までのブーツのように少々足踏みをしたぐらいでは落ちてはくれない。作業場ではともかく、こんな靴で店頭へ出た日には大変である。ましてや年末、床にワックスをかけたばかりだから、店頭スタッフに怒鳴られてしまうこと必至。

店にはそんな靴のための泥落としも売っていたりする。ところが値段が・・・。一万円を出さないとお釣りがこないような金額のものを畑の泥落としにはなかなか使う気になれないのである。

ブーツブラシ

ならば、お金を使わずに頭を使いましょう。

似たような形をしたものと言えば・・・デッキブラシである。ホームセンターへ行くと、デッキブラシの頭だけが売っていた。ただ、この部分だけではフラフラしてしまうので靴をゴシゴシと言うわけには行かない。専用の泥落としには思いベースが付属しているのである。

となると、後は、これを固定するものは・・・。ホームセンター内をうろついたもののあまりピンとくるものがない。一旦圃場に帰った。

少し大きめの木の板や鉄板に固定すれば動きにくいかも・・・と作業場を探してみると、ビニールハウスの部材の中に見つけたのがC型チャンネルと呼ばれる鉄材。もしかしたらサイズがぴったりでは?とひらめくものが。さし込んでみると何とジャストサイズ。両側を少し長めにしておけば、この部分を片足で踏めばぐらつかない。

デッキブラシとC型チャンネル

何とぴったりのサイズ
何とぴったりのサイズ

気を良くしてさび止めと見た目の向上のために塗装を施してやった。形はイマイチナなれど、今後結構活躍してくれそうである。

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