気分だけでも

休憩所の小さなビニールハウスには薪ストーブが据えてあり、作業するものにとっては、冬の支えだ。

普段は大きめのヤカンにお湯を沸かしているので、いつでも温かいものを飲むことができる。

だが、一人で作業しているときには大きなヤカンを下ろして、あえて小さなケトルで湯を沸かしてみたりする。

この時期は好きな山登りもしばらくお休み。無理して出掛けるほどの根性はないが、山登りの時の道具を出すだけでも気分は和む。

大きなストーブには不似合いなほど小さなケトルなのであっという間にお湯も沸く。だが、それでもちょっとだけ山行き気分。

さて、リフレッシュしたら、植え替え作業の続きに入ろう。

ラベンダーも拍子抜け

天気予報はほぼあたって、朝、うっすらと雪景色となった。

道路に積もるほどにはならず、夕方までも車の流れに影響は見られなかった。

万一に備えて、サイドも閉めたが要らぬ心配だった

ビニールハウスにも少しだけ雪が乗る程度。溶かすために点けるストーブの出番も不要だ。

外のラベンダーも葉に少し付くぐらい。枝への影響も全く必要なさそう。

ラベンダーも「これだけか?」と拍子抜けしているかもしれない。予報では今夜も少しは積もるだろうか。

脳の回路

今日も作業をしていると小鳥たちの声がにぎやかだ。

落葉したいろいろな木を行ったり来たり、近づいてみようとしても忙しく飛び回っては逃げるのではっきりとわからないがエナガだろうか。

鳥を声で判断するということがいまだに苦手だ。「聞いたことがある」ぐらいはもちろんわかるのだが、それがどんな種類なのかに結びつかない。

そういえば、店頭のバックヤードで事務仕事をしている時、スタッフとお客様が話をしていても、聞き覚えがある声なのはわかってもそれが誰なのかがわからない。気になって挨拶を兼ねて顔を出す・・・ということがよくある。おそらくそういう脳の回路があまり発達していないのだろう。

小鳥を目にすることが多いここしばらく、双眼鏡を持ってきておこうかなと時々思うのである。仕事は?と言われそうだが。

明日こそ

先日、庭師さんにギンヨウボダイジュを剪定していただいた。以前は我々スタッフで行なっていたが、大きくなりすぎて、危険を伴うようになってきた。

今回はそれほど強い剪定ではなかったが、それでも結構な量の剪定枝が出現した。

これらの剪定枝は、今後乾燥して来年・再来年のストーブの燃料になるのだが、その前にこの枝を切り揃える作業が待っている。

ただ、こうして山になっていると、プレッシャーが大きくてなかなか作業に取りかかれない。

今日など、天気も穏やかだし、作業にはもってこい。チェーンソーも準備できているし、いつでもできるのだが、結局他の作業を進めているいうちに夕方を迎えてしまった。

まだ、今後この枝たちに、さらにネムの枝も加わる予定。それまでに少し減らしておかなければ。

明日こそ。

それだけが心配

今朝も良い天気で地表には霜が下りたが、日中は気温が上がり、ビニールハウスの中ではどこから出てきたのか黄色い小さな蝶が舞っていた。

日中は気温もあがり、気持ちが良く作業も進む。

雪が降ったり、冷たい雨が降るような日は細かい作業も正直行うのが嫌なのだが、晴れてあたたかいと、挿し木作業なども鼻歌混じりだ。

例年この時期に行うエルダーの挿し木、挿木をした上で剪定し、鉢植えを植え替えるのだが、今年はそんな気温なのでまだ葉が残っている。

中途半端に葉が残っているので少し面倒

普段の年なら綺麗さっぱり落葉しているから、葉を落とす必要もない。必要な長さの節をハサミで切って、カミソリで処理、水につけてあとは用土に挿すだけだが、今年は葉を処理するという一手間が必要だ。

例年ならこんなような枝だけが残っているので非常に楽な作業だが

普段ならパチパチ、シュッシュという感じであっという間に終わるのだが、まあいい、暖かな環境で楽に作業させてもらっているのだから。

寒さが足りず、発根に影響がないか、それだけは心配している。