剪定した枝の片付けを引き続き行う。
時折、雲間から顔をだす日差しが柔らかく、気持ちが良い。うっすらと汗ばむほどだ。
ふっと手を休めて見上げると、剪定したギンヨウボダイジュの枝が頭上に広がる。
冬はこうして葉を落として、我々に貴重な日差しを届け、しかも薪という燃料を供給してくれる。
夏は涼しい木陰を作って、作業の疲れを癒す場所を提供してくれる。
ある意味、暖房と冷房、両方の働きだ。もちろん電気代もいらないし、植えてから肥料さえやったこともない。
それでも、夏、下に集ったスタッフたちの、「あー、涼しい!」「気持ちがいいね!」という言葉ぐらいは伝わっているだろうか。