圃場の近所に幼稚園ぐらいの男の子がいる。行き帰りにであうと、時々手を振ってくれるフレンドリーな子だ。
彼は週に何度か、圃場の目と鼻の先にあるゴミ集積所におじいちゃんとごみ捨てにやってくる。そのとき、いつも水路の溜めマスのところで立ち止まり、何かを見ている。
こちらも気になって様子を窺いに行くと、ミドルサイズのウシガエル?がいらっしゃった。以来、毎朝、自分もなぜかこのカエルの様子が気になって溜めマスを覗くようになった。
近くの農家さんが置いている肥料袋(田んぼへの水引込調整用のようだ)がお気に入りなのか不思議といつも朝にはこの定位置にいらっしゃる。昼ごろになるとどこかへ消えて、また翌朝にはここにいる。
何をしているやら想像もつかないが、かの男の子がやってくるのを待っているのだろうか。そう思うとなにやら人待ち顔のようにも見えてくる。声はまだ聞かないので彼氏を待つメスなのかも知れない。それとも肥料袋のオジサンに恋をしているのか・・・