秋になっても気温が高い日が続いたのに、彼岸花はむしろ去年よりもお彼岸近くに咲き始めた。その彼岸花ももう終盤。早く咲き始めた株は花も萎れ始めている。
彼岸花が色鮮やかななか、近くの林からはミンミンゼミやツクツクボウシの鳴き声。一方で雲の様子は秋めき、感覚がぐちゃぐちゃになりそうだ。
今年も御多分に洩れず、暑さで傷んだ苗も少なからずある。正直、我々人間の方がダメージが大きくて苗のケアが十分にできなかったという事情も多い。
そんな中、ようやくマドンナリリーが土の中から顔を出し始めた。夏前に徐々に葉が枯れていくのをみると、毎年のように心細く感じる。大きな株は心配する必要はないが、小さな苗は無事夏を越してくれるだろうか毎年やきもきする。
まだ数は少ないが、彼岸花の花が終わるころには、もう少し芽を出す株も増えてくるのを期待するばかりだ。


おそらく、今の水分量では全部の葉を養っていくのが難しいのだろう。
株元には秋遅くのように枯れ葉が落ちつつある。全部落ちる前にしっかりとした雨が欲しいものだが、今の所の天気予報では望めそうにもない。
ビニールハウスの中に張ってある寒冷紗にも枯れ葉が・・・と思ったら昆虫だった。
作業を初めてしばらくしたら、妙に土が濡れている場所がある。昨日の小雨の後どころではない。草をかき分けると、ホースの連結部分から水が噴き出ているではないか!
草取りをしなかったら、下手したらこの夏中無駄に水を撒き散らしていたかもしれない。やはり草取りは大事である。
