グリーンボール

一つの植物を何年も育てていると花以外の季節に思わぬ魅力を見つけることがある。

春先のカラミント・ネペトイデスは葉が密に詰まり、グリーンの球体のように育っていく。毎年、この姿を見るのを楽しみにしている。春のエネルギーがぎゅっと詰まっているような感じがする。
カラミント・ネペトイデス
ポイントは冬の初めから遅くとも2月までにしっかりと地際まで刈り込んでおくことである。風通しが良いとなおさら形良く育つ。今年は奥に見えるオレガノ・ハイブリッドが大分大きくなってきてしまったので移植してやらなければならない。
カラミント・ネペトイデス
こちらは圃場の横のガーデンの株。毎年一株だけぽつんととぼけた感じで春に出てくるのでなにやら可笑しい。
カラミント・ネペトイデス
これはお客様の庭の花壇。3つ並ぶのも楽しい感じだ。ただ、少し株間が狭いようで夏には一株に見えるようになってしまう。

他にも、ブッシュバジルもグリーンの球状に育てることができる。放っておくよりも時々刈り込んでやると尚良い形に育つ。

また、サントリナもあらかじめ地際まで刈り込むと春から見事な球状になる。こちらはいわばシルバーボールだ。カラミントと上手に組み合わせると面白いかも。