こんな場所にはこのハーブ-ホップ

店舗が移転して、花壇を作ったとき、店舗西側の花壇、縦長の窓の下にホップを植えた。ちょうど、ゴーヤの日よけカーテンが話題になり始めたかどうかという時期だった。お客様のお庭に植えたホップがあまりにいい感じに伸びたので、店舗でも試してみたかったのだ。

それなりに西日が当たるし、風当りも強いので、葉やけなど心配したが、幸い花壇が深く、相当根もしっかり張ったようで、成長期と真夏の渇水のときだけ注意すればほぼ大丈夫。2年目からはしっかり日よけとして役に立ってくれるようになった。

ホップ

隣の窓は内側のブラインドもあるのだが、暑さを和らげるという意味では圧倒的にホップのほうが勝る。また、内側から優しいグリーンの葉が見えるというのは視覚的にも涼しさを感じる。ビール好きにとっては、毬花がぶら下がっているのがまた心をくすぐられるものだ。

もちろん、ツルが絡んで行くための支柱などが必要だが、ここは目立たないよう、黒のワイヤーを扇形にして這わしている。強度的にも問題はないようだ。

ちなみに、毬花の中心付近には苦み成分のルプリンが付着している。毬花ごと口にすると、苦み成分ということが実感できる。また、表現しにくいが、何とも言われない風味もある。

ルプリン
以前、イタズラで甘めのビールに毬花を混ぜて飲んでみたことがあるが、苦いビールにはならなかった。やはり製造時に加えないとダメなんだろう。考えだした人はエライね。