戦火の後

日々、一応その動向を注意していたアシナガバチの巣。スタッフが、スズメバチに襲われていると言うので行って見ると、もうすでに戦いは終わった後だった。この数日の雨の日のうちに戦火が繰り広げられたのだろうか。恐らく巣の下には死骸が累々と横たわっている事だろう。

ハチの巣
一月たつとだいぶ大きくなるものだ・・・

スズメバチが一匹、巣の上をはい回っている。残っている幼虫を探しているのだろう。まだアシナガバチも数匹残っているが、もう戦う気力はないようだ。あれほど怖がっていたアシナガバチでも、こんな光景を見ると可愛そうにも思えてくる。

時々、ハウスの回りでも見捨てられたような巣を見かける事があるが、スズメバチの襲撃が原因なのだろう。蜂にとってもなかなか生きていくのは大変なようだ。

不思議な事に、一度襲われた巣には、蜂が戻ってきたのを見た事がない。人間には分からない都合があるのだろう。

人間も世界各地で戦いの火をあげているが、地球の外から見たら似たようなものかも知れない。