鮮やかな春のグリーン

一月とは思えないような穏やかな日が続く。普段ならどんよりとした曇り空と雨と雪が続く1月なのだが、まるで2月になって春が近くまで見えてきたかのようだ。

それでもまだ周囲は暗い色が大半を占める。と思ったら、不意に鮮やかな色に目が留まった。他の季節なら気がつかないだろうが、ポツンと明るい色があると目がいきやすいのだろう。

近づいてみると鮮やかな色の青虫。ヨトウムシではないだろうか。それにしてもこの時期に、しかもビニールハウスのビニール押さえの紐、地上から1メートルはあるところになぜ?

 

他のシーズンならにっくきヨトウムシ。成敗されても文句は言えないが、この時期にということで慈悲の心が湧いてきて草むらへ逃がしてやった。

昼前、近所の方から、ふきのとうをどっさりいただく。去年もこのぐらいにいただいたような記憶があるが、それでも「もう?」と感じてしまう。鮮やかなグリーンの葉を見ているだけで春を感じる。

夜、ふきのとう味噌を作ったら、奥にしっかり固い蕾ができていた。

熊と一緒に春までお休み

ニュースで、また熊騒動の報道を見た。

現地が今、詳細にはどんな気温なのかまではわかならいが、東北でこの季節も冬眠せずに動いているのかと驚く。

熊は春までお休み中だから、と安心できる冬ではないのだろう。

我々も、冬は病害虫の心配が年間で1番少ない心休まる季節だ。アブラムシなど、いないわけではないが、爆発的に増えるわけでもない。

唯一(?)のと言えるのがナメクジぐらいだろうか。今朝もストロベリーの苗の隅でじっとしているのが見つかった。夜中に這ってここまで辿り着き、朝の冷え込みで動けなくなってしまったような感じ。気温の高い時期ならば、もうとっくに食事を終えてねぐらに戻っていることだろう。

今回は見つけて退散してもらうことができたが、植物も成長スピードが遅いので、小さいうちに食害されるとダメージが大きい。できれば寒い間だけでもおとなしくしてくれると助かるのだが、そちらにはそちらの都合があって食べていく必要があるのだろう。

たまたまかもしれないが、真冬の早朝に見たのは初めてではないだろうか。夜間もそれなりに活動しているとも考えられる。熊と一緒に春までお休みしてくれないだろうか

今後は冬も今まで以上に病害虫に苦労する日が来るのかもしれない。

AIと棚づくり

U君に依頼した棚(育苗ベンチ)づくりが着々と進む。竹の幅もいい感じに調整できている。

パッと見ると間隔がバラバラに見えるが、これが正解。竹を切ったり、割ったりしたことがある人ならわかると思うが、竹は、上から下まで一様の太さでもないし、厚さも違う。特に孟宗竹を使っているので厚さも2センチぐらいから5ミリぐらいまでと幅がある。太さも株元に近いところならゆうに直径20センチを超えるし、先端ならば10センチ以下のところも使わざるを得ない。

工芸品ならともかく、適切な厚さと幅を求めていては竹を何十本も切り出す手間がかかる。一度切った竹はなるべく上から下まで使い切るようにすると厚いところや薄いところ、幅が広いところや狭いところができてしまう。

なので、幅が広かったり厚いパーツを使ったら、その両側は隙間を広げ、逆ならば隙間を狭めて強度を調整していく。

作業の前にその旨を伝えたところ、とてもいい感じで作業を進めてくれている。スピードも日に日に上がってきた。見ていて気持ちが良いほどできていく。今回は作業を全てお願いするつもりでいるのだが、ついつい自分も作業したくなって困る。こういうのをトム・ソーヤー効果とでもいうのだろう。

さて、世間でもAIについての話題が上らない日がないが、スタッフの間でも「AIに挿木ができるだろうか」というような話になる。

今回の竹の棚づくりでも、センサーで厚さと幅、強度を測定、その上で適切な間隔を計算し、配置して固定していくことができればAI搭載のロボットに可能かもしれないが、それを、

「竹の厚さと幅を見て、強そうなところは間開けて、弱そうなところは狭くして打っていってね」

と伝えるだけでできるようになるのはまだまだ先だろう。

しかも、出番が数年に一度の「竹の棚づくり専用ロボット」では割に合わない。なんでもこなせるようでなくては。それこそ、ドラえもんレベルのロボットが必要だ。

もしそんなのができたとしても、四次元ポケットのないドラえもん・・・ん~、やっぱりいらないかな。ドラえもんはAIロボットのハードルを上げてしまっていたのだ。

最初のひと手間

今日からいよいよ本格的に苗の棚の修理がスタート。

先日までに古い竹を取り除き、土台の木材も気休め程度だが防腐塗料を塗っておいた。材料の竹の調達も第一弾が終わって材料が揃った。

さあ、一気に棚づくりだ・・・

という前に、大事な作業がある。水糸を張り、竹の位置決め用の治具作りだ。

と言ってもその辺の端材を使って10分もかからずできるのだが、これをしておくのとしておかないのでは作業の進み具合がずいぶん違う。最初のひと手間が大事だ。

正確さはあまり必要ないにせよ、竹をその都度位置調整するのと、ポンとおくだけでは随分楽で速い。楽であれば作業のストレスも少ない。

初めて制作作業に携わったUくんでも綺麗な出来上がりとなった。これから先はスピードも上がるだろう。

綺麗にできると気持ちが良い

雪と地震被害の片付け

※追伸、お見舞いお礼

本日は多くの方からお見舞いのメールをいただきました。おかげさまで大きな被害もなく、通常通りの生活と仕事ができております。ありがとうございました。

 

先日の雪で潰れてしまったローズマリー、ようやく雪が溶けて姿を現した。

今まであまり気にしていなかったが、株元にジャノヒゲがずいぶん繁茂しているし、根元がずいぶん傷んでいる。これはもう株を更新しなさいという意味なのだと捉えることにした。

とりあえずは、今後バッサリ剪定するとして、今日のところは多めに挿木をすることにした。

準備をし始めたところで、強烈な揺れがきた。瞬時に防災のサイレンと緊急地震速報が鳴り響く。こういう時、ビニールハウスの中は案外安心だ。骨格の揺れもむしろ春一番の強風の時の方が大きいぐらいだ。

まずは震源地が気になる。昨日の夕方、気づかないほどの小さな地震があったのだが、まさか今日の震源がこの辺りだとは思わなかった。ネットやラジオの速報で知り、びっくりする。震度5強。

山陰地方はおそらく他の地域に比べると地震は少ない方ではないだろうか。今日の地震も2000年の鳥取県西部地震以来の揺れのように感じた。(今調べると、その時松江市は震度5弱だったというので今日の地震の方が大きいようだ)

見たところ周囲も被害は見られないし、道路も車が走っている。時々余震はあったものの、ニュースなどの情報や連絡を取り合った人たちからの話を聞いても、とんでもない状況ではなさそうで一安心する。

転倒した鉢

ビニールハウスの中は、ところどころで不安定なところに置いていた鉢が倒れたり落ちたりしていた。

落下したセイジの鉢

 

幸い、数はそれほど多くなく、ついでに植え替えたり、先ほどのローズマリーと一緒についでに挿木をしたりした。

ついでに植え替え

昼、一旦自宅に戻ったが、「こういうところに置いてはいけません」というものがしっかり落下していた。もう少し本気で地震対策をせねばと思わせる年明けとなった。