冬を前にして、早く花を咲かせておこうと、秋咲きのハーブたちが次々と花を咲かせるようになった。
とはいえ、中にはあまり咲いて欲しくない種類もある。耐寒性があまり高くない種類は花を咲かせてエネルギーを消費するのか冬越しの成績が下がってしまうようだ。
松江では、耐寒性と冬の寒さがぎりぎりのラインにあると思われるステビアがそれに当たる。大きくした鉢植えや、地植えでも大株になり、株元にしっかりマルチなどの防寒をすれば大丈夫なのだが、今年の夏ポット上げしたような苗は危ない。冬と言ってもとりわけ加温することもないので年によってはかなり冬越しできない株が出てくる。
ところが、秋に花を咲かせないと、葉を残したままで案外持ってくれるのだ。そのかわり、秋遅く(つまり今の時期)、次々と花芽が上がってくるのを剪定して開花を阻止してやらなければならない。これが案外面倒でつい怠けてしまって花を咲かせてしまいがちである。
ただ、一つ有り難いのはステビアの花はそれほどパッとしないので、「せっかく花が咲いているのに・・・もう少し咲かせよう」なんていう気が起こらないことである。