遠くから見つめるのみ

GWの終わり頃から、畑のニオイアヤメが一気に蕾をつけ始め、薄紫色の花を咲かせた。

あまり気温が一気に高くならなかったせいもあるのか、花もちがよく、2週間近く開花している。近くを通ると甘い香りも漂ってくる。

残念なのはその香りをゆっくりと楽しむことができないこと。ガーデンチェアに深々と座って、お茶とお菓子でも楽しみながら・・・なんていうのは夢のまた夢。近くに腰をおろしてゆっくり眺めることさえなかなかできない。

せめて、いい時の姿をと、写真に撮ることができたが、それも作業の隙に思い出したようにようやくできたぐらいだ。

幸い、花は作業台のところから遠目に見える。作業の手を休めて、遠くから見つめるのみ。昨年も、一昨年も、きっと来年もそうなのだろう。

西風の油断

5月に入って、急激に気温が上がるかもと思っていたのに、朝晩は10度前後。

日中は気温は上がってはくるが、西風が強い。

西風がまともに当たる実店舗は苗の乾燥に気をつける時期がやってきた。

一応冬の終わりから気をつけてはきていたので今のところ大丈夫だが、先日ちょっと油断していたらディスプレイ用に育てていたティートゥリーの大鉢がカラカラになってしまった。

苗の方は気をつけていたのに、葉がかなりちりちり。ティートゥリーも水の消費量が増えてきたのだろう。すぐにたっぷりと水をやったのでおそらく株自体はダウンしていないが、葉は今後入れ替わることになるだろう。今年の花は難しそうだ。

もっとひどい場合はすぐに葉が落ちてくるのだが、それほどではなかったのが不幸中の幸いだった。

あっという間のひと月

今日から5月・・・と書いて、あらためて4月があっという間に過ぎていったことを実感。

早朝は気温が一桁に下がりそうな感じで、重ね着をしないと作業もままならなかったが、8時ぐらいからは気温が急上昇。パーカーを脱ぎ、ツナギを脱ぎ、長袖を脱ぎ、昼前にはTシャツ一枚が快適となった。

昆虫たちも活動が活発。咲き始めたラベンダーにはミツバチもやってきて行ったり来たり。本当にミツバチはラベンダーが好きだ。

畑の裏のセイヨウサンザシも満開。甘い微妙な香りが漂う。小さな虫がホバリングしている中をスズメバチも行ったりきたり。去年の秋はあまり見かけなかったので(ありがたかったが)、久しぶりに見た。

昆虫たちが活発に動くのを見ると、こちらもなんだか勢いがつく感じだ。今日から5月、きっとあっという間のひと月になるのだろう。

ハウスからの逃亡者

ビニールハウスとビニールハウスの間の雑草も急に伸びてきた。

いよいよ草刈りのシーズン到来だ。

多種多様の雑草が生えているが、ところどころに一体どうして逃げ出したのか、ハーブが広がりつつある。

一番東の棟とその横のハウスの間にはアジュガ。種子でも増えるとは思うが、ポット苗の場合、花が終わりかけるとさっさと剪定してしまうから種子がこぼれたようには思えない。

この場所はこれから秋にかけて何回も厳しく草刈りをしているが、減るどころか増えていく勢いだ。

山側のビニールハウスの横にはタイム(おそらくロンギカウリスタイム)。これもビニールハウスの棚の苗から種子が落ちたのだろうか、場所的にはタイムが置いてある場所の近くだから間違いないだろう。

この場所もそれなりに草刈りをする場所なのだが、これまた徐々に範囲を広げていっている。

草刈りで痛めつけられながらも広がる生命力には少し驚く。すぐ横で、大切に育てられているタイムの苗たちは逃亡者の姿をどう思ってみているのだろうか。

春は懺悔と反省の季節

「ああ、まだいてくれたか」と、ホッとしつつも申し訳ない気分になった。

ビニールハウス横の木陰、数年前はもっと花盛りだったカウスリップの株、今年はずいぶん勢力が衰えて範囲も狭まった。

ここ2年間、まったく放置状態で、しかも剪定や何やらで結構踏みつけられたり、夏は雑草に覆われたりして過酷な時期を過ごしてきた。

もしかしたらもう消えているのではないか・・・とも思っていたが、先日からぼちぼち花も上がってきた。

ここ1年間、植え替えはおろか、周囲の草取りもままならず、せめて腐葉土でも周りに置いてやればよかったのだが、横目で見ながら「またそのうちに」が続いて一年、二年が過ぎてしまっていた。

プリムラの仲間でもかなりお気に入りの方なので、むしろ大切にあつかってやりたいぐらいなのだが。今年こそは・・・と思いつつ、写真だけ撮って作業に戻ってしまった。