何事にも優先順位というものがある。
特に夏から秋の草取りは優先順位が大事だ。暑さや蒸れに弱いラベンダーなどの周りは何をさて置いても雑草に飲み込まれないようにしておかないと、この秋の途中であえなくダウンということも考えられる。
また、草丈が低いものの周りも陽が届くように案外こまめな除草が必要となる。
一方で、暑さに強かったり、生育が旺盛なものはすこし放っておいても大丈夫。例えばレモングラスなどはいずれ掘り上げて株分けするし、暑いうちは雑草を圧倒しそうな勢いなので、ほぼ手間がかからない。
というようなことは頭でわかっていて優先順位は付けやすいが、あまりに雑草がはびこりすぎていると、ついつい後回しになってしまうこともある。
今年の5月ぐらいまでは調子が良かったホワイトベルガモットの株だが、周囲のあまりの草の多さについ後回しにしてしまって、徐々に勢いが弱くなっていった。花は咲いたが、夏を過ぎて主な茎も一本だけになってしまった。
「早くなんとかしなくては」と横目で見つつも、いままで放置してしまい、今日ようやく「エイヤ」っと周囲の草取りに取りかかれた。
基本的に強い植物だが、様子を見る感じではそろそろ新しい株に更新かな・・・と思っていた。
ところが、株元の草を取り除いてみると、地下茎が案外しっかりと伸び始めている。これはまだまだ大丈夫そうだ。
もうちょっと頑張ってもらいたいので、周囲も少し耕して、株元にたっぷりと腐葉土でも追加してやろうかと思う。きっと答えてくれるだろう。
もう手遅れという可能性もあったが、優先順位は間違っていなかったようだ。