昨日、水やりをしていたら生まれたばかりのカマキリを見つけた。今日、あらためて定番の場所へ行くと、いたいた。なぜかラベンダーの親木のところでは良く見つかるのである。ラベンダーの新芽を背景にして見つけやすい色合いなのか、それともラベンダーの周りが餌が豊富なのか分からない。
小さな手足を動かしてラベンダーの新芽の周りを上へ下へと動き回っている。巨大な生物が現れたので驚いているのだろう。
カマキリは周りの小動物の中でもかなり好感度が高い。害虫も捕食してくれるし、園芸の邪魔にもならない。わりとビニールハウスの中に居着いてくれるのも嬉しい。害虫を食べることでは、クモもポイント高いのだが、張られた巣が何かと邪魔になることとが多いし、体にまとわりつかれた時はかなり不快なのがマイナスポイントなのである。
ごくたまに、今の時期、卵鞘から一気に飛び出すカマキリの幼虫の群れを見ることがある。何百匹もの小さな命が思い思いの方向へ進んでいく姿は感動的である(ちょっと気持ち悪いけど)。でも、そのうち、大きくなるまで生き残れるのは僅か数匹だという。昆虫の仲間ではかなり強いランクのように思えるが、自然界で生き残るというのはどんな種類でも厳しいものなのだ。
今年もしっかり活躍してもらいたい。だから秋から冬にカマキリの卵鞘を見つけると、剪定したいハーブについていてもそのままそっとしておくのである。今年もよろしく。