暖かい晴れの日に

山陰では冬の間の晴れの日は何事にも替え難い。つい、あれもしよう、これもしようと言う気にさせられる。

でも、慎重な作業が求められる仕事や、降りものが無いことが必須条件になる仕事を選抜して行なわなくてはいけない。

先日は、高所でのローズの手入れを行なった。今日は井戸からの給水設備のメンテナンスである。

ビニールハウスの生命線である井戸は近くの山際にあるため、大雨が降ったりすると土砂が流れ込むことがある。井戸ポンプに砂こし器を付けてはいるものの、一年のうちには結構砂も溜まる。パイプ類の接合部やパッキンも徐々に劣化する。

砂こし器

今日は砂こし器を取り外し、パッキンの取り換え。大分劣化していた。専用のパッキンだと取り寄せないといけないので、ゴムのシートを切り抜いて自作パッキンを取り付ける。ネジの部分も錆が出ていたので、錆も落としてやった。本体は丈夫なもので(とても重い)、まだ当分使えそうだが、パッキンは時々替えてやった方が良さそうだ。

パイプの接合部もチェック。パーツの一つがおかしいようなので交換。いずれもシールテープを巻き直して確実に密閉されるようにする。

これらの作業、一つでも手を抜くとエアが噛んだりしてポンプが正常に動かない。一つ一つミスがないように、慎重に作業を進めることが肝要。雪や雨が降っていてはついツメが甘くなってしまうのだ。プロじゃないのでね。

暖かい午前中、スムーズに作業は進み、無事メンテナンス終了。毎年どうしてもやらなければならない作業ではないのだが、今のうちに行なっておけば安心して春、そして夏を迎えられるのである。