ビニールハウス補修

ビニールハウスを覆うビニールは、薄いように見えるが、思いのほか丈夫だ。今使っているものは厚さとしては中程度(いや、薄い部類か)で、0.1mm。

以前は劣化する前に交換を心がけていて、4年サイクルで交換していたが、前回プロのビニールハウス組立業者さんから「まだまだ大丈夫」と言われ、以降もう少し長めに使うことにした。

それでも尖ったものには弱く、昨日自分の不注意で2箇所も穴を開けてしまった。

こういう修理はとにかく早く行うことが大事なので、今日は何をさておき穴塞ぎの作業を行った。

幸い、脚立に乗ればなんとか手が届く位置だったのでビニールハウスの上に上がる必要がなく助かった。

汚れを拭き取る

まずはビニール表面を雑巾で拭いてこびりついた汚れを取り除き、その上で専用のテープを貼り付ける。

貼り付け(テープの方向を間違えた)

これだけの作業だが、以前行ったカラスの被害による穴のように小さい穴がたくさん開いていると、内側から他の人に見てもらいながら貼る必要もあるので結構大変だ。

カラスの被害。3年前ぐらいの補修。今のところ大丈夫
2箇所目。少しうまくできた

今日は2箇所だけなので5分ほどで終了。1箇所目は久しぶりだったのでテープの方向を間違えた。まあ、次の張り替えまでは持つだろう。

中から見ると

押し寄せてくる花と仕事

昨日は荒れた天気で、みぞれも降る始末。午前中は気温も低くて「いま何月だっけ?」と思うぐらい寒かった。

今日は少し気温が上昇したが、それでも4月半ばにしては寒い。飛び交う昆虫もまばらだ。

花たちも少し戸惑っているのか、開花の時期にずれがあるようだ。いつもなら、穏やかな流れで、奥の家の桜が咲き、それが散った頃に畑の中にあるズミが開花して赤とピンク、白の共演を楽しませてくれる。

ズミ。もっと小さいうちの赤い蕾も可愛らしい

ズミの花が葉に入れ替わる頃、ジューンベリーの花が咲き出して、6月の美味しい果実の楽しみを膨らませてくれるのだが、今年はまだ桜が散り切らないうちにズミの葉も出てきて、そのうえにジューンベリーも開花し始めた。

ジューンベリー

いっぺんに開花すると一気ににぎやかになった感じだが、こちらの気まで焦ってくるようだ。

もう少しのんびり春を楽しみたいと思いつつ、次々とするべきことが押し寄せてくる仕事を考えると、話をゆっくり見る余裕もなさそうだ。

いい加減にしてくれ

毎年同じようなことを言っているし、同じことを繰り返しているのだが、本業で次々とするべきことが出てきて、今年の春も自家菜園の野菜作りは一向に進まない。

まあ、それぐらいならいいのだが、スタッフにも呆れられているのが、おそらく少なくとも三年は経ったキャベツの苗。ビニールハウスの隅に空きがあるのでいままで生きながらえているとはいえ、三年ぐらい前の夏に種子をまいて、ポット上げまでできながらそれからずっとこの状態なのである。自分のなので種子を巻いた年月さえ記入していなかったのが今は悔やまれる。

こんな姿にまでなってしまって、今から植えても、さて、きちんとキャベツができるかもわからないし、ここまで持ったなら一体いつまでもつのか興味深いことでもある。時期がきたからと言って、花が上がることもない。しかも、案外強いものだ。

この春もどうやらこのまま過ごしそうで、なんとか今年の秋には定植したいのだが、スタッフだけではなく、当のキャベツも「いい加減にしてくれ」と思っていることだろう。

今年もこの場所で

気温が高くなってきて、昆虫たちの動きが活発なのは春らしくていいことなのだが、当然のことながら冬の間は気にしなくてよかった注意もする必要が出てくる。

休憩所のお茶やお菓子がしまってある棚に、今年もアシナガバチが出入りし始めた。

ごく小さなビニールハウスの中でしかも強固なスチール棚の中。これほど安全な巣作りの場所はないだろう。毎年この場所、この時期に巣作りが始まる。

黒い跡が以前巣作りをした場所

だが、ここは毎日2~3度は手を入れる場所なので、大きな巣でも作られた日には休憩ができなくなってしまう。

毎年何度もご退場を願いつつ、ご不在の時に作り始めた巣を撤去させてもらうが、3度ぐらい繰り返さないと諦めてくれない。

巣の撤去にはタイミングもあり、巣作りで出たり入ったりしている時が良い。不在時も長いし、卵も産んでいないので罪悪感も減る。

産卵後も、成虫になるまでは撤去はまだ可能だが、成虫になってしまうと門番がいることになるので危険性は一気に上昇する。

ただ、この時期は我々も忙しく、ついほったらかしになりがちだ。手に負えない状態になる前に今年も他に写ってくれることを願うばかりだ。

花粉症と指しゃぶり

ジュニパーの花芽も日に日に充実してきた。雄花が花粉を飛ばす日も近そうだ。

世間ではそろそろ花粉症のシーズンも終盤を迎えたとか・・・幸い発症していない自分にはまだ辛さがわからない。以前は優越感だったのが、周囲に花粉症の人が非常に増え、この頃はちょっとアウェイ感を味わうシーズンでもある。

スタッフのA君も今年は症状が辛いと嘆いていたが、朝晩舌の裏にニガリを一滴落とすと、ずいぶんよくなるそうだ(薬も服用中)。

梱包スタッフのBさんも同じく今年は辛いと話していたので、ニガリのことを教えてあげたら、すぐに試してみるとのこと。

でも、みんなお家にニガリを常備しているものなのだろうか?と不思議に思って聞いてみたら、子供さんが小さい時、指しゃぶりを防止するためにニガリを使っていたのが残っているそうだ。なるほどである。

ちょうどこれから指しゃぶりが始まりそうなおちびチャンがいるA君なので、そのことを伝えてあげた。A君もそれはいいですね。と喜んでくれた。

自分には花粉症も、指しゃぶりもいまのところは関係なさそうなので、ただ情報のハブになっただけだったが、まあお役に立てればそれでいいのだろう。