我々の仕事ではあまり出番がなさそうな感じだが実はそれなりに使う機会が多いのが草を集める時のフォーク。
毎日ではないものの、特に春から秋の草刈りがある季節にはよく登場する。刈草を集める時、能率も良いし、万一ヘビなどが草の下にいたりした時の危険も防げる。
このフォーク、先端の四本爪の部分はとても丈夫なのだが、柄は木製なので徐々に傷んだため、今年のシーズン前に交換した。
届いた時からちょっと微妙な感じがしたのだが、爪の部分を据えてみたらやはりおかしい。
なんと言ったらいいのだろう、どうやったらこういうカーブになるのかよくわからない曲がり方をしていた。
けれども、作業ができないというわけでもない。ちょっと首を傾げたような爪の先のように、作業しながら時々こちらまで首を傾げたくなる程度だ。
一応、こう言った作業ツールでは名のあるブランドの商品で、スコップの他色々なツールをこのブランドで使っている。
丈夫で、品質もよいという印象が強いブランドなので今回、検品が不十分だったのかもしれないが、どうしてこういうものを出荷してしまったのかやはり首を傾げたくなるのである。
最初に交換を希望してもよかったのだが、フォークをすげ替えるときにもすんなりできたし、あまり支障はないように思えた。人はいろいろなことに慣れていく力があるという。年をとるとその力も衰えやすく、新しい環境などに馴染みにくくなるというので、あえてこのフォークにも慣れてみようと半年ほど付き合ってみたが、いまだに慣れない。さて、慣れる日は来るのだろうか。