来年の紫蘇のために

ハーブにシソ科が多いからと言うわけではないが、紫蘇が好きである。夏の冷や奴には無くてはならないし、シソジュースも大好きである。なのに今までまともに育てたことが無かった。畑の優先順位としてどうしても他の野菜で既にスペースが埋まってしまい、気がついた時には植えどきを逸していたのだ。そもそも、一度育てたら、こぼれ種でいくらでも増えると言う印象なので種子を手に入れること自体思いつかないのだ。

それが今年、夏前に偶然実生苗を手に入れることになった。夏前に作業に行った幼稚園で、園庭に花木を植えて欲しいと頼まれた。ちょうどその場所に紫蘇の小さな芽がたくさん出ていたのだ。周囲にも山ほど芽が出ていたので掘り上げた土に混ざっていた株を2〜3分けてもらうことにした。

ちょうどそのころ、畑は空豆を片付けた後で隅のほうが空いていたので植え付けた。2株はその後駄目になってしまったが、一株はしっかり根づき、大株に成長してくれた。

手前はレモングラス。隣は例のネパールのトンガラシ
手前はレモングラス。隣は例のネパールのトンガラシ

紫蘇の花

夏にはもちろん、冷や奴を初め、何度も活躍してくれた。8月も終わりを迎えると花も次々と咲きはじめてきた。葉を楽しむのももう終わりが近い。次は紫蘇の穂を使って、紫蘇の穂漬けでも作ろうか?少なくとも来年からはこぼれ種がいやと言うほど出るだろう。育て忘れる心配だけは無さそうだ。
ちなみに私は紫色の方を好むが、家族には青紫蘇派もいるので、夏の間何度か衝突が起きる。来年は優勢を保てるかも知れない。