いい加減にしてくれ

毎年同じようなことを言っているし、同じことを繰り返しているのだが、本業で次々とするべきことが出てきて、今年の春も自家菜園の野菜作りは一向に進まない。

まあ、それぐらいならいいのだが、スタッフにも呆れられているのが、おそらく少なくとも三年は経ったキャベツの苗。ビニールハウスの隅に空きがあるのでいままで生きながらえているとはいえ、三年ぐらい前の夏に種子をまいて、ポット上げまでできながらそれからずっとこの状態なのである。自分のなので種子を巻いた年月さえ記入していなかったのが今は悔やまれる。

こんな姿にまでなってしまって、今から植えても、さて、きちんとキャベツができるかもわからないし、ここまで持ったなら一体いつまでもつのか興味深いことでもある。時期がきたからと言って、花が上がることもない。しかも、案外強いものだ。

この春もどうやらこのまま過ごしそうで、なんとか今年の秋には定植したいのだが、スタッフだけではなく、当のキャベツも「いい加減にしてくれ」と思っていることだろう。

今年もこの場所で

気温が高くなってきて、昆虫たちの動きが活発なのは春らしくていいことなのだが、当然のことながら冬の間は気にしなくてよかった注意もする必要が出てくる。

休憩所のお茶やお菓子がしまってある棚に、今年もアシナガバチが出入りし始めた。

ごく小さなビニールハウスの中でしかも強固なスチール棚の中。これほど安全な巣作りの場所はないだろう。毎年この場所、この時期に巣作りが始まる。

黒い跡が以前巣作りをした場所

だが、ここは毎日2~3度は手を入れる場所なので、大きな巣でも作られた日には休憩ができなくなってしまう。

毎年何度もご退場を願いつつ、ご不在の時に作り始めた巣を撤去させてもらうが、3度ぐらい繰り返さないと諦めてくれない。

巣の撤去にはタイミングもあり、巣作りで出たり入ったりしている時が良い。不在時も長いし、卵も産んでいないので罪悪感も減る。

産卵後も、成虫になるまでは撤去はまだ可能だが、成虫になってしまうと門番がいることになるので危険性は一気に上昇する。

ただ、この時期は我々も忙しく、ついほったらかしになりがちだ。手に負えない状態になる前に今年も他に写ってくれることを願うばかりだ。

花粉症と指しゃぶり

ジュニパーの花芽も日に日に充実してきた。雄花が花粉を飛ばす日も近そうだ。

世間ではそろそろ花粉症のシーズンも終盤を迎えたとか・・・幸い発症していない自分にはまだ辛さがわからない。以前は優越感だったのが、周囲に花粉症の人が非常に増え、この頃はちょっとアウェイ感を味わうシーズンでもある。

スタッフのA君も今年は症状が辛いと嘆いていたが、朝晩舌の裏にニガリを一滴落とすと、ずいぶんよくなるそうだ(薬も服用中)。

梱包スタッフのBさんも同じく今年は辛いと話していたので、ニガリのことを教えてあげたら、すぐに試してみるとのこと。

でも、みんなお家にニガリを常備しているものなのだろうか?と不思議に思って聞いてみたら、子供さんが小さい時、指しゃぶりを防止するためにニガリを使っていたのが残っているそうだ。なるほどである。

ちょうどこれから指しゃぶりが始まりそうなおちびチャンがいるA君なので、そのことを伝えてあげた。A君もそれはいいですね。と喜んでくれた。

自分には花粉症も、指しゃぶりもいまのところは関係なさそうなので、ただ情報のハブになっただけだったが、まあお役に立てればそれでいいのだろう。

居候の条件

今年も遅れに遅れているが、だいぶ終わりが見えてきたビオラ類の植え替え。デリケートなものは冬のうちに行うのだが、丈夫な種類は後回しになって今頃になってしまった。

具体的にはこのビオラ・ソロリアなどだが、開花してからぐらいのほうが都合が良いこともある。

丈夫ということは、また繁殖力も強かったりするので、お隣の鉢に種子で飛んでいることも稀ではない。葉に特徴があるので、注意していればわかるのだが、「以前からここにいました」というような何食わぬ顔で育っているとつい見逃してしまうのだ。

むしろ、その鉢の本当の主が、この種類の影でひっそりと根を張っていたりすることもある。

とはいえ、春の暖かい日差しの中、気持ちよく咲いている姿を見ると、決して憎めないものなのだ。これも居候の条件なのだろう。

桜の下で野挿し

今日は少し気温も低め、風もあるので肌寒いが、時々陽もさす日曜日。

朝から道路も混雑気味。スタッフとも、「今日はみんな花見かなぁ?」と話しているところだ。スタッフの一人は、昨日皇居の乾通りの桜をみてきたそうだ(すごいね)。

自分も機会があればお花見に行かないわけではないが、毎日のようにみているせいか、わざわざという気になれなかったりする。

というのも圃場の裏には、旧家の庭の大きな桜が咲き誇っているからだ。

今日はこの桜を正面に見ながら野点・・・ではなくてネトルの挿し芽。野挿し作業だ。

普段、挿し木や挿し芽の作業は、屋外の親株から枝をとってきて、ビニールハウスの作業台で行う事がほとんどだ。作業もしやすく能率も良い。

ただ、ネトルはこうして育っているその場で挿し芽をする事が多い。なるべくフレッシュな芽を、というわけではなくて、やはり棘が痛いので極力触るのは最低限にしたいからだ。

普段の挿し芽では、使う事がないが、ネトルの時だけは手袋を二重に着用。右手はけちって一枚で作業していたらチクリと強烈な一撃を喰らってしまった。

暖かい日差しを浴びながらの気持ち良い作業。ただ一つ難点はそのうち腰が痛くなる事。来年は緋毛氈でも広げてのんびり作業しようか。お弁当も用意して。