主に春先に開花するスイートバイオレット、花の後はしばらくお疲れ気味で、ほかのハーブが旺盛に育つ初夏はすこし元気がない。もしかしてこのまま梅雨、そして暑い夏を迎えたら相当調子が悪くなるのでは・・・・。と心配になるが、梅雨の中ごろから、急に元気を取り戻すことが多い。寒さに強いスイートバイオレットなので、夏はさぞかし苦手と思いきや、強烈な日照さえ遮って、乾ききらないように気を付けてやるとかえって5月ごろより元気に見える。
新しい葉も出てきて、まるで第二の旬を迎えたような雰囲気さえ漂わせる。そして、旬を逃すまい!と、ツマグロヒョウモンの幼虫もしっかりと現れる。旬のものは美味しいと言うことを知っているのだろう。今年は、ピンクスイートバイオレットが特に調子が良かったら、しっかりこの種類に大発生した。
もちろん、年によって旬の時期は前後する。それなのに、毎年遅れることなく出てくるのには感心する。
この方たちは、葉を豪快に食べるので、葉が齧られるのがよくわかる。その上、保護色なんて気にしないと言う態度なのか、葉の間にいてもとても目立つ。おかげでつかまえるのもとっても簡単だ。
初めて目にした時にはおっかなびっくりハサミでつまんでいたが、毒もないことが分かり、今では全く平気である。スタッフはまだ素手ではつかめないようだが、そのうち克服できるかな?