気にしない、気にしない

セイジの仲間、特に花色に特色があり美しいものに限って写真に写した時に本当の色が出てこない。

サルビア・アズレア

秋の初めの空を思わせるサルビア・アズレアのブルー、今年も写真に収めたがやはりだめだった。曇りの時に取ると良いよとか、朝方にとったほうがとか、ホワイトバランスを合わせてとかいろいろなアドバイスをいろいろな人から聞いたがやはりうまくいかないのである。

そもそも、我々が感じる色も結構曖昧だ。毎日見ているビニールハウス前のモーツアルトブルーローズマリーでさえ、夕暮れどきにはその色にハッとさせられることも多い。

また、カメラに詳しいひとからは「デジカメを買い替えなきゃ」との意見もいただくが、一番支持したいのは、パソコンマニアからの言葉。
「どうせ、見るひとのモニタによって色なんてまちまちだから、気にしない、気にしない」

本当の花の色が知りたければ育てるしかないようである。

ところで、このサルビア・アズレア、背が高いうちに細身である。単独で育てては全く面白くないし、倒れやすい。いくつかまとめてもやはり場所によってはだらんとだらしなく育ちがちである。先日、市内のイングリッシュガーデンでいい感じで植えてあった。周りにブッシュ状の植物が囲むように植えてあり、その間から顔をのぞかせるように咲いていた。株が蒸れないか少し心配もあるが、見た感じはなかなか良かったのである。