バケツと剪定作業

猛烈な夏の暑さもさすがに今年は終わり、ビニールハウスの中の作業もずいぶん楽になってきた。連日雨が続いたここしばらくだったが、今日は太陽がまぶしい。すぐには秋にならないぞと、残暑も最後の粘りといったところだろうか。

夏のあいだ、ついつい後回しにしていた作業も今日ぐらいの気温だと気持ちよく向かうことができる。

夏でも、ポット苗も暑さに強い種類はどんどん伸びる。一方、蒸れに耐えるため、株の下の方の葉を落としていく種類もある。

伸びた枝や葉を剪定したり、傷んだり枯れたりした葉を取り除いていく作業。それなりに手間がかかる。

とはいえ、ハサミと、剪定した枝や葉を集めておくバケツでもあればできる作業なので、とりかかりはすぐだ。

圃場ではバケツの出番は多い。水を汲むことや土を入れたり、今回のように枝や葉を集めたり。ツールを入れたり・・・といくつあっても重宝する。この頃は主に柔らかなプラスチックのバケツを使うことが多い。数えたことはないが、小さいのも含めると10以上あるのではないだろうか。

今日はショッキングピンクのバケツが近くにあったのでこれを使うことに。スタッフが家で使おうと買ったのだが、結局使わなくなったものを「ハウス用に」と持ってきたものである。

バケツ

ところが、作業を始めてしばらくすると、妙な違和感が。目がクラクラしてくるのだ。もちろん熱中症を心配するような気温ではない。

葉を剪定して落とすため、バケツの上に苗を持ってきての剪定作業、葉のグリーンのバックにあるのがショッキングピンクのバケツ。コントラストが強すぎて目に負担をかけているのだろうか。久しぶりの強い太陽の光がなおさらそう感じさせているのかもしれない。

作業に大きな影響があるほどではないのでそのまま続行したのだが、目の不快感は続いた。

気持ちよく作業するにはどんな色のバケツがいいのか・・・。グリーン?白?思い切って黒?やはりアースカラーの茶色系?そうなると、バケツよりも竹の笊などの方がいいのか?そんなことをぼんやりと考えながら手を動かす単純作業。これはこれで悪くない時間だったりする。