昨夜のうちに過ぎていった台風。この辺りでは昨夜8時ぐらいがピークだっただろうか。
朝起きても、周囲に大きな変化も無く一安心。強い風もおさまり、今日は定休日。敬老の日でもあるし、ゆっくりできそうだ・・・・。というわけにはいかない。
普段開けているビニールハウスだが、強い風が吹くときは完全に締め切る。開けておくととビニールが風をはらんで最悪倒壊する恐れがあるからだ。
台風一過は大抵快晴。締め切ったビニールハウスでは一気に中の温度が上がってしまう。日が高くならないうちにビニールを開けに出かけた。
まだ6時台で気温は低いとはいえ、締め切ったビニールハウスの中は湿った空気で充満している。なんとなくカビ臭いのも、土が湿っているせいだろう。幸いまだ東の空が明るくなり始めたところで、中の気温は上がっていない。
数棟のビニールハウスを周り、換気窓や入り口、サイドの巻き上げを開けて全開に。台風が過ぎた後の新鮮な風を中に入れる。同じ風なのに、昨日の恐ろしい風と今日の爽やかなそよ風、全く別物。気持ちが良い。
全棟を開けた頃に、雲の隙間から日が差し始めた。
ハーブたちも爽やかな風と朝日を浴びて快適そうだ。
ついでに周囲をまわり、風や雨の被害がないかチェック。風で飛んだりするものもなく、枝折れなどもほぼなし。むしろ普段の台風よりも被害が少ないように思えた。例によって、警戒してあらかじめ備えをしているときには被害が少ないものだ。
しかし、後で聞くところによれば、ここから見える地区では昨夜避難勧告がでたという。近年の自然災害、緩んだ気持ちではいつ自分が被害者になるかわからない。油断禁物である。