ギブ・アンド・テイク

ひとりのスタッフが、家でサクランボがなったと言って持ってきた。

そう言えば圃場のサクランボにも春先花が咲いていたから、それでもと思って見に行ったら、おやおや、小さな実がついているではないか。

スタッフの家のサクランボはかなりをヒヨドリに食べてしまわれたと言う。ここのサクラにはあまりヒヨドリが来ているのを見たことが無い。花の数がそもそもわずかだったのでこれだけでも実がつけば嬉しいものである。

サクランボ

お味の方はまあ、酸っぱさがあるけれどサクランボであった。今まで放置ばかりしていたので、これから少し手入れしてみることにしよう。実のサイズも味も良くなるかも・・・。現金なものである。いやいや、何事もギブ・アンド・テイクなのだよ。サクランボ君。

さて、仕事からの帰り道、ふと道路脇の庭に、それはもう鈴なりのサクランボの木が植わっている家を見つけた。いままで、ちょっぴり嬉しかった気持ちが急にしぼんでしまったような気がした。