ラージフラワーカラミントが開花しはじめた。地植え株や、大きな鉢での株はまだ後少し先となりそうなのに、ひと足早く、苗の株が小さめの蕾から一気に大きな花を咲かせた。
学名がCalamintha grandifloraと付けられているように、他のカラミント(カラミンサ)に比べて大きな花である。葉っぱも大きめで、そのうえ、柔らかい枝をしているため、やや枝折れしやすい。苗ならなおさらで、発送の時には結構気を使う。発送前にポッキンとなって圃場へ取りに帰ることもそう希ではない。
地植えでがっしり育てればそれほど心配は無いだろうが、風が強い時などの被害はあるだろう。
さて、これらのカラミント(カラミンサ)、もちろんミント(Mentha)とは別属だ。ところが、ミントと名前がつくだけで毛嫌いされることが多く、花が咲いていない時はやや影が薄い。店頭でも、説明する時に「ミントじゃないんですけれどね」とひと言断ってから紹介する。でないと、ミントのように爆発的に増えると思われて敬遠されがちなのである。
まあ、レッサーカラミント(Calamintha nepeta)は種で爆発的に増えることもあるけれど・・・。