頑丈な計量カップ

寒いし、天候は優れないし、作業もはかどりにくい季節だが、冬だからできる仕事もある。育苗用土の改良である。そもそも土作りには終わりが無い。長く使っているとなにかしら改良したいポイントが出てくる。特に近年の暑い夏に根が傷みにくいようにするのは喫緊のテーマだ。冬の間、ブレンドを試しては、育ち方を検証し、変更を加える。オンシーズンにはなかなか集中してできる作業ではない。

もちろん、目分量でブレンドする訳ではないので、腐葉土が何リットル、ピートモスが何リットルときちんと計量して記録していく。正確に量るためにも計量カップは必須だ。

計量カップ

園芸用の計量カップも結構販売されているが、もう何年も圃場で愛用しているのがクッキング用のステンレス計量カップである。以前はプラスチック製のものだったが例によって1年経たないうちに破損してしまうので、数年前にこのカップに替えた。頑丈そのもので目盛りも消える心配がない。結構高かったように覚えているし、購入時には躊躇したのだが、数年経っても全く劣化の心配はなさそうだ。今となれば正解だったと思う。

でも実際のところ、普段の土作りでは、正確に量るというよりも頑丈なその構造で用土をこそげとれるという点で重宝していたりするのだ。

手袋とタッチパネル

基本的に、園芸作業にはあまり手袋は使いたくない方である。怪我をしないようにという場合には必ず付けるけれど、挿し木や種まきは言うまでもなく、植え替え等のときもやはり土の感触が分かりやすい素手が作業も早い。手の荒れ等かまいはしない。

ただ、年齢とともに、寒さに弱くなってきて、真冬に手が濡れる作業はさすがにこたえる。子供の頃は素手で雪合戦をしていたのが想像できない。

そのため、冬はポリシーをさっぱり脱ぎ捨てて手袋装着。といっても、作業に差し支えない様、薄手のピチッとしたやつだ。

アスクルで購入
アスクルで購入

普通、スマホ等のタッチパネルは手袋をしていると反応しない。指先の静電気(だっけ?)を感知するらしいのだ。なので専用の手袋が結構な値段で売ってたりする。だけど、あるときこの手袋を付けたままタッチパネルを操作すると問題なく操作できることに気がついた。まあ、あんまり泥で汚れている時はやめるけど、保護シートも貼っているので結構躊躇無く使っている。あのピッチリした手袋を脱いだり付けたりはさすがに煩わしいしね。

それにしても、どうして操作できるのか、不思議だ。自分は結構な静電気持ちだから・・・って、関係ないか?

初仕事

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく御願いいたします。

昨年と違って、雪の少ない、おだやかなお正月を過ごさせていただいた。年末年始と結構ゆったりと過ごしていたおかげで体も気分もたるみ気味。少しひきしめねばならない。

でも、正月明けというのはどうしてこうピシッとスタートが切れないのだろう。ビニールハウスへ行っても、年末の続きのような掃除や片付けをしてみたり、ちょこちょこと気がついた作業を進めるぐらいしかできなかった。

これではイカン。と、本格的な作業を前に道具の手入れをすることに(本当は新年に向け、年末に終えておきたかった・・・)。大小のハサミやナイフは研ぎ、注油。年末の庭仕事でアク等がこびりついた刃もピカピカになった。

革のハサミケースや、ツールバッグもところどころほつれていたりしたのでレザークラフト用の針と糸で補修。一年酷使すると結構傷むものだ。普段は全く無造作に扱っているので所々大きな傷もできている。

製作より2年半、だいぶ味も出てきた。
製作より2年半、だいぶ味も出てきた。

補修が完了したらしっかり保革油を塗り込む。保革油は何にでも使えるタイプのもの。それでも定期的に塗っておくと相当違いがあるようだ。イチローとまでは行かなくても道具を大事にすることは良い仕事につながる(はずだ)。

保革油
道具の準備もできると、さすがに気分もあらたまり、さあ、仕事だ。(明日から!)

大容量

デジカメはハサミと同じぐらい、仕事のときにはなくてはならないツールだ。今、その時がシャッターチャンスとなりうるので、常に鞄に入れるようにしている。

デジカメがまだ主流でなかった頃は、一本のフィルムをそれは大事に使ったものである。現像代も馬鹿にならなかったしね。幸い、デジカメではそんなことを気にする必要もないのだが、見境なしに撮っていると後でしっぺ返しを受ける。未整理のデータがどんどん溜まってしまうのだ。

一応冬仕事として処理するつもりではいるが、現在すでに未処理のものが 1000枚を越えている。

これでも、自分の性格は分かっているつもりで、デジカメを買い替えた際にも、その前に使っていた32MBのSDカードを引き続き使うことにした。これだと撮れてもせいぜい20枚に満たない。それでも未処理は溜まる一方。現在主流の○GBなんてメモリを使うと一体どうなってしまうのやら、考えるだに恐ろしい。

SDカード

今や、こんな小容量のSDカードはすでに店頭から消えている。SDメモリにも寿命があるというが、次はどうしたら良いのだろう。ところで、私が最初に買ったパソコンにはハードディスクがついていなかった。高価な外付けHDを清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったのを今でも覚えている。【大容量40MB】がウリの製品であった・・・。

長靴30万歩

長靴にヒビが入った。しかも、年初に購入した長靴は3月には同じようにヒビ割れして穴が開いてしまったので買い替えたばかりである。3カ月ごとに長靴を変えていたのではかなわない。

長靴そもそもこの程度の耐久性なのか、それとも使い方に問題があるのか。自分では判断しようも無いので、メーカーに問い合わせてみることに。幸い2足目は国内でもトップシェアの弘進ゴム。HPから質問するとすぐに返事が返ってきた。

それによると

・・・
一般的なお話になりますが安価品で10万歩、中級品で30万歩程度で
ゴムに亀裂等入りやすくなります。また、先芯入りはどうしても先芯周辺のゴムへのストレスが掛かりやすく、割れやすいということもございます。
・・・

なのだそうだ。
たしかに、日々、圃場でバタバタしていると多い日にはそれだけで1万歩ぐらい歩いている。(携帯の歩数計なので、参考程度だが〕。だから3カ月でへたる可能性は充分ある。そもそも長靴を履いて1万歩も歩くべきではないのだろう。

ついでに私のような使用状況で何かおすすめはと尋ねてみたら、高耐久性の「ジョーブーツ」や「ゾナセーフティー」という製品をすすめられた。「ジョーブーツ」は100万歩までOKだそうだ。そういう情報はなかなかネットを探しても出てこない。何事も聞いてみるものである。