首を傾げたくなるフォーク

我々の仕事ではあまり出番がなさそうな感じだが実はそれなりに使う機会が多いのが草を集める時のフォーク。

毎日ではないものの、特に春から秋の草刈りがある季節にはよく登場する。刈草を集める時、能率も良いし、万一ヘビなどが草の下にいたりした時の危険も防げる。

このフォーク、先端の四本爪の部分はとても丈夫なのだが、柄は木製なので徐々に傷んだため、今年のシーズン前に交換した。

届いた時からちょっと微妙な感じがしたのだが、爪の部分を据えてみたらやはりおかしい。

なんと言ったらいいのだろう、どうやったらこういうカーブになるのかよくわからない曲がり方をしていた。

けれども、作業ができないというわけでもない。ちょっと首を傾げたような爪の先のように、作業しながら時々こちらまで首を傾げたくなる程度だ。

一応、こう言った作業ツールでは名のあるブランドの商品で、スコップの他色々なツールをこのブランドで使っている。

丈夫で、品質もよいという印象が強いブランドなので今回、検品が不十分だったのかもしれないが、どうしてこういうものを出荷してしまったのかやはり首を傾げたくなるのである。

最初に交換を希望してもよかったのだが、フォークをすげ替えるときにもすんなりできたし、あまり支障はないように思えた。人はいろいろなことに慣れていく力があるという。年をとるとその力も衰えやすく、新しい環境などに馴染みにくくなるというので、あえてこのフォークにも慣れてみようと半年ほど付き合ってみたが、いまだに慣れない。さて、慣れる日は来るのだろうか。

紛失防止策2

ときどき、「ひとは1日のうち、○○分を探し物に当てている」とか、「一生のうち、探し物に使われている日数はなんと××日」というような見出しや記事をよく目にする。

御多分に洩れず自分もそうだし、歳を重ねれば重ねるほど、その傾向はますます強くなるのは間違いない。

物忘れも問題だが、紛失もこれがまた捜索に時間をとられるので厄介だ。年々困る場面が増えてきたので対策は欠かせない。

今朝も、いつも腰に下げているツール入れの中に、竹ベラがないことに気がついた。

この竹ベラは、一番出番が多いのが苗の手入れをするときで、土の表面にこびりついた小さな雑草や苔を削り落とすのに都合がいい。

スタッフ用に複数あるのだが、これがまた以前紹介したプラグ出しツールとともに行方不明になる確率が多いツールだった。

竹を割って作るので、費用はほぼゼロだが、それでも作るのには10分ぐらいはかかるから、あまり頻繁になくなるのも困りもの。使っているうちに角が取れて使いやすくなるのも紛失したくない理由の一つだ。

そこで、いつからか目立つように赤いパラコードをつけておくようにしたら紛失が急減した。

今回紛失したのは、いつも携帯して、気がついたら使うようなちょっと小さいタイプだった

「さて、昨日作業したのは・・・」と何ヶ所か回ってみて、一番怪しいところを念入りに捜索・・・。きっとこの辺りに・・・というところで見事発見できた。

草の中に、違和感のある赤い目印はやっぱり目立つ。

昨日、ビニールハウスの裾の周りの雑草がひどいので、この周辺をしゃがんで草取りをしていたときに落としたにちがいない。

発見まで所要時間5分ほど。容易に見つかったことに満足。なぜか妙に気分も良くなる。

こうして見つけたツールは更に愛着が増すのである。これもまた不思議なことだが。

片付けは涼しくなってから

先日、気がついたら、圃場に置いてあるスマホがお餅のように膨れていた。画像を撮ったり共有したりに使っているのでビニールハウスに置きっ放しなのだが、いちおう直射日光には当たらないよう、引き出しには入れていた。

横から見てみたらバッテリーが膨張しているようだ。バッテリーの膨張、ガラケーでは何度かみたことがあるがiphoneでは初めてだ。といっても10年近く昔のものなのでいままで使えていたのはすごいと思うべきなのだろうか。

カバーを外したらなおさら大変な状況であることがよくわかった。これでも普通に使えていたのに驚いた(画面も撓んでいるが、動作や表示が普通なのがびっくりだ)。

この夏の暑さに耐えかね・・・と言ったところだろうか。

暑さが酷かったのは、このスペースに積み上げられた枯れた苗たちのポットを見てもわかる。

もちろん、今年の暑さで例年よりも増えているかもしれないが、ふだんはそれでももう少し量が少ない。

それには別のワケもある。

ここ、一番東側のハウスの奥の方は、下記で紹介しているなないろさん(旧こだまさん。現在グループが分かれてなないろさん)のポット苗土だし作業スペースである。

こだまさんエピソード・Aさんとくん炭マルチ

枯れた苗をポットから出す片付け作業は、なないろさんにお任せしているが、その仕事自体は、「できる時に無理せずに」というスタンスだ。暑さと寒さがハードな環境なので、天気が穏やかな時に来て作業を進めてもらっている。

晴天続きで、一息も入れることができなかった7月の後半から今までなので、日中の作業はほぼ不可能。それでも8月は何度か来ていただいたので頭がさがる。

早く涼しくなって、枯れたポットの山が少しでも低くなるよう願うばかりである。

軽量バッテリー希望

天気予報では、今日はなんと最高気温37度予想。あらためて、「今日は何月何日だっけ?」と確かめたくなる。

午前中も予報通り気温はジリジリと上昇。ポット上げ作業をしていたが、たまらず空調服を取り出した。

夏前に、スタッフにも勧められ(というか見せびらかされ)、今年こそは必要だろうと思って購入した空調服。実はいままでそれほど出番がなく過ごしてきた。

暑さが厳しくなったころから、早朝から昼前までと、夕方に作業時間を振り分け、無理をしないように努めてきた。作業も涼しいうちにビニールハウスの中の作業を片付け、日が高くなってきたら極力屋外の木陰で作業をするなどして対応していたので、空調服を着ないと仕事にならないというケースはそれほどなかった。

むしろ、どうしてもこの空調服、というかバッテリーの重さが気になった。1箇所でじっとして行う作業にはまだいいのだが、バタバタする作業だと、服の裾の方の重さが気に掛かってしまうのだ。

数年前に導入した友人の空調服のバッテリーは重さが半分以下。「すぐにバッテリーがなくなる」と言っていたが、自分のような使い方だと2時間持てば充分だ。

実のところ、購入してから2回しか充電していない・・・、まあ、それほど使っていないとも言えるのだが。

でも、業界では毎年のようにより大容量(重量増加)のバッテリーになっていくようだ。次の夏までに軽量バッテリーがでてこないだろうか。

寒冷紗が外せない

9月に入ったら寒冷紗を外すつもりでいたのだが、日中は35度が続出。日差しもまだまだ強い。日照時間は確実に短くなってきているし、親木はところどころ徒長気味、気温さえ平常に戻ったらすぐにでも外したいところだ。

そのうえ、我々人間の方はむしろ9月に入ってからの方が、きもちがはやってしまったのか、思わぬ暑さに戸惑い気味だ。スタッフにも体調を崩してしまった者がいる。ハーブたちもしんどい思いをしているのかもしれない。

水やりも、気が緩んだせいか、ところどころ水切れを起こしてしまったり。なかなか難しい。

あたらない天気予報を見てもまだ1週間は同じような気温。望まない気温だけはしっかり当たるのがくやしい。