少し前に紹介した、アネモネ・シルベストリス。気温の上昇で次々と咲きはじめた。苗のままで開花してもらってもちょっと困りものだ。
アネモネといえば、この季節になると庭先でもビビッドな色の種類が咲いているのを良く見かける。でも、モノトーンに支配される山陰の冬を見てきた目にはやや刺激が強過ぎる。
むしろシルベストリスのようなソフトな色合いから目をならしていく方がいいような気がする。気温も花の色合いも、徐々に春らしさへと移行して欲しい。
少し前に紹介した、アネモネ・シルベストリス。気温の上昇で次々と咲きはじめた。苗のままで開花してもらってもちょっと困りものだ。
アネモネといえば、この季節になると庭先でもビビッドな色の種類が咲いているのを良く見かける。でも、モノトーンに支配される山陰の冬を見てきた目にはやや刺激が強過ぎる。
むしろシルベストリスのようなソフトな色合いから目をならしていく方がいいような気がする。気温も花の色合いも、徐々に春らしさへと移行して欲しい。
例年より早く鉢植えのベロニカ・ジョージアブルーが咲き出した。鮮やかな花色はウェロニカの持ち味で魅力的な種類が多いが、この種類は葉もまた楽しめる。
特に冬の終わりから春にかけては赤みがまして花とのコントラストが見事になる。朝方の斜めからの光を受けるとなおさら美しい。
葉緑素が足りないせいだろうか、少し軟弱に育てると時にアブラムシの被害に遭うこともあるが、もともと丈夫なので乾燥気味でしっかり日に当ててやると良い。横に広がる性質も強いのだが、鉢植えだと少しだらしなくなってくるので冬前にかなり刈り込むことは必要だ。
以前から育ててみたいと思っていてもなかなか踏み出せないでいる種類が結構ある。育てにくいというのがその主な理由だ。
一昨年から栽培品に加わったネトルも長い間思い続けていてようやく育てはじめた種類だ。薬効はよく知られており、ハーブティーも時にリクエストが来るぐらいなのだが、なにせトゲがひどい。小さな柔らかいトゲだと思って油断すると文字通り痛い目にあう。
「闇夜の中でもありかがわかる」と言われるように、ギ酸が含まれていて触ると長らくチカチカするのだ。しかも不快な痛さで、うちのスタッフ全員が洗礼を受けた。今でも誰もがネトルの手入れや発送を嫌がる。手袋は必須である。
というわけで、痛みを知っていると「スープにできる」といわれてもなかなか実行に移せないでいる。既にお買い上げいただいている方も多くいらっしゃるが、皆さん何にお使いなのでしょうか?
先月蒔いた斑入りナスターチウム・アラスカの種子がいっせいに発芽し出した。例年だと1月には蒔きはじめるのだが、つい先延ばしになってしまっていたのだ。
松江で、無加温のビニールハウスでは今の時期は発芽しにくいので、これは特別に温床の上である。また、発芽しやすいよう少しテクニックも加える。
普通ナスタチウムの種子はしばらくの間熱湯につけて蒔くというのが良く知られているのだが、個人的にはあまりよい結果が得られなかった。そこで刺激を与えるために少し削ってから蒔いてみたら、ビンゴ!発芽率も悪くなかったので以来種子を削ることにしている。
少し面倒ではあるが、発芽しないよりはましである。また、移植を嫌うナスタチウムなので教科書的には直まきかポット蒔きが薦められているが、発芽しない場合も含め用土をケチってプラグで蒔いている。丁寧にポット上げするとそれほど問題はないようだ。
あとは発芽した株にしっかり斑が出てくれるのを祈るばかりである。
2月に入ってから暖かい日が続き、植物たちの動きも活発になってきた。今日も株の様子を見ていると、鉢植えの白花モッコウバラにもう蕾がついているのを見つけた。
ここ松江だと、地植えのモッコウバラならゴールデンウイーク頃開花する。ビニールハウスの中の鉢植えでも4月に入ってから開花することが多いが、2月のうちから蕾を見ることがあっただろうか?
春が早く来るのは嬉しいことには違いないが、もうしばらく待って欲しいという気持ちになってくる。
蕾の様子をみると順調なようで、今年もたくさん開花してくれそうだ。手入れがほとんど不要なバラであることはハーブと一緒に楽しむのには大きなメリットである。