ミントといえば簡単に育つハーブの代名詞のようなもので、放っておいても育つ雑草のようなものだと思われていることが多い。ましてや我々ハーブを生産するものにとってはお茶の子さいさいだと思われるかも知れないが、実はそうでもない。
特にパイナップルミントはあの強健なアップルミントの斑入りであるが、ポット苗は夏場は傷みやすくそれなりに気を使う。斑の部分が強い日差しで焼けてしまうのだ。
その一方で冬場は楽勝である。寒さには強いし、たいていは株元の芽だけか、地上部が消失してしまうが、かえって安心だ。
松江のほうでは冬は葉を楽しむことはできにくいが、ハウスの中は別である。成長はしないが、紅葉して3色になった葉色が楽しめる。寒さに耐えながらも美しく色づく姿はなかなか良いものだ。